2
鈴華と遊んだ二日後、月曜日。
久しぶりに遊びにいったあと気持ちが高揚していたのか、いつもより早く目を覚ました。
今日は夕夏の分のお弁当も作らないといけないし、とりあえずカルディアのところに向かう。
「おはよう、カルディア」
「キュー!」
カルディアは胸の部分の毛だけがハートの形に赤色になっているうさぎ。
虹乙にはこんなうさぎはいなかった。
それに、どこでなにをしているのか、月曜と金曜、つまりお弁当をたくさん作る日にしか会えない。
「さあ、厨房にいこうか、カルディア」
「キュキュ」
☆☆☆
「おはようございます、料理長」
「ああ、おはよう、アリス」
料理長の本名は紫野 真理、《紫》の攻略対象。
ただ、実は彼はツンデレ。
ゲームでもファンの人にいろいろな反応をされていた。
まあ、ゲームでは、刺激であっても、リアルではただただ危険なだけなので、あまり仲良くしないようにしている。
☆☆☆
「よし、できた」
「キュイキュイ~」
今日も中々のでき。
特に夕夏の大好物の唐揚げのあげ具合もバッチリ。
夕夏には何が恥ずかしいのか、唐揚げが好きなことは黙っておくように言われている。
子供っぽくて、普段とのギャップですごくかわいいのに。
みんなが知ったらもっと仲良くなれそうなのにね。
……、よし、私も今さらだけど、友達作り、頑張るぞ!
相変わらずよくわからないところで鈍いアリスです。




