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乙女ゲームの脇役が主人公に愛されて困ってます  作者: 天川鈴音
プロローグ
2/69

くっ、なぜ乙女ゲーム系の小説が少ないのか!?

…!、少なければ自分でかけばいいじゃない!!

ということで、初めてこういう系の小説を書きました!

色々とあれ?と思うところもあるかもしれませんが、多目に見てください。

※R15は一応です

※感想でコメントいただいたあとに調べてみたら、少ないのにも理由があったり、探してみたら少なくなかったり、色々びっくりしました!

※気付いたこと(誤字、脱字も)などあれば感想などで教えてください。お願いします。

 私はこの私が通う高校、天川学園(あまかわがくえん)に一年生の二学期の最初のほうに転校してきた、生野 鈴華(いくの すずか)を見たときにこの世界が前世の私が好きだった乙女ゲーム《虹色の空の乙女》、通称《虹乙》の世界だということを思い出した。


 私は脇役も脇役、一番印象に残った場面が文化祭で主人公、生野に人にもみくちゃにされていたところを助けてもらった場面だけっていう悲しい登場人物。

 それが私、黒谷(くろたに) アリス。


 ちなみに、名前は外国人みたいな感じ―確かそのせいで巻き込まれるイベントもあったはず、覚えてないけど―だけど、実際四分の一はイギリス人、珍しい特徴と言えばそのくらい。

 容姿は主人公とは真逆、背が小さくて入学して測ったときは152㎝、髪は少し光沢のある感じの黒髪ロング、目の色は少し薄い紫色、胸は…世間一般で貧乳、と呼ばれる感じのどちらかというと綺麗系。

 まったく、ひんぬーの何が悪い!


 閑話休題


 まあ、私の逆ってことでゲームでの主人公の鈴華はモデル体型のまさにボンキュッボン!って感じで、茶髪、少し茶色っぽい黒目、可愛い系。

 十人中十人が美少女だと言うでしょう。


 まあ、普通ならそんな鈴華にはあまりかかわらないから私とは関係ないはずだったのに……


 鈴華が転校してきて、三日目。

 その昼休みの食堂。


「アリスぅ~!一緒にお昼御飯食べようよ~」

「やだ」

「そんな冷たいこと言わないでぇ~」


 しっかり拒絶の言葉を向けているのに気づけば食べる準備は私と鈴華の二人分用意されていた。

 そう、なぜか鈴華は脇役のはずの私に付きまとってきている。

 何度か理由を聞いているのだが、その度にとても可愛らしい笑顔で「アリスがかわいいからに決まってるよ~」とはぐらかされている。


「そういえば、アリスはいつもお昼御飯はどうしてるの?この前はお弁当だったでしょ?」


 いつのまにか食べ始めていた鈴華に聞かれて、自分も「いただきます」といって食べ始めながら少し考える。

 この天川学園は寮があるけど、別に強制ではないため生徒の半分程度しか寮を使っていない。

 ゲームでの私は寮は使っていなかったはずだけど、今の私は両親がイギリスにいるため寮を使うことになっている。

 お弁当は食堂の料理長と仲がいいので朝早くに厨房を使わせてもらって作っている。

 今日はたまたま作る時間がなかった。


「アリス~?」

「いつもは、お弁当。今日は……寝坊した」


 作る時間がなかった理由が寝坊っていうことが恥ずかしくてそっぽを向く。

 自分でも頬が赤くなっていることがわかる。

 鈴華は一瞬ビックリしていたが、なぜか満足げな顔でにやけていた。

 そこにふと、テーブルに影がかかったことに気付く。


「ここ、いいか?他に席が空いてなくてな」


とりあえず人物紹介と三話まで投稿します。

大抵土曜日に投稿すると思います。

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