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乙女ゲームの脇役が主人公に愛されて困ってます  作者: 天川鈴音
プロローグ
11/69

10

更新するの遅れてすいません。


祝、10話!

たくさんの人から読んでもらってるというのを思い出しながら、書きました。

これからもよろしくお願いします。

「おはよー、鈴鹿~」

「おはよー!」


 すれ違った生徒と、挨拶を交わす鈴華。

 何回目だろうか。

 数えてなかったけど、軽く三十人くらいと挨拶してる気がする。

 転校してきて四日目でこの人数はおかしいと思う。

 まあ、こんだけかわいい子が転校してきたら、仲良くしたいと思うのはわかるけど。

 けど、そのせいで隣にいる私まで「誰、あの横の子?」みたいな視線が飛んできている。


「おはよー、黒谷!」

「……おはよ、黄京くん」


 この状態で私に話しかけてくる猛者がいたとは…!

 まあ、天然で有名な黄京くんなら話しかけてくると思ってたよ。


「おはよう、黄京くん!」

「おはよ、生野さん」


 あれ?

 結構私と鈴華で温度差があった気がするんだけど、普通鈴華が主人公なんだから逆だよね?


「黒谷、生野さんは他の子と話してて忙しいから俺と行こう」

「挨拶してただけだから、全然だいじょうぶだよ。だから私と行こう、アリス!」


 何で、火花飛びそうなぐらい睨み合って、私の奪いあいをするのだろうか。

 よし、ならこうしよう。


「二人とも、けんかしない。行くよ」

「ちょっ……え?」

「なっ!」


 強引に二人のてを握り、そのまま教室に向かう。

 後ろで「うへへ……」とかいいながら満面の笑みを私に向けてる子がいるけど気にしない。

「やわらかい…」といいながら赤面した顔をもう片方の手で隠して、さりげなく私の手を揉んでくるけど気にしない。

 周りの目線はさすがに痛いから、早く教室に向かうことにした。


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