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美猴王

珍しい早めの更新

いやごめんなさい

おれの世界で美猴王びこうおうといえば斉天大聖を経て闘戦勝仏に至った孫行者・・・いわゆる西遊記の孫悟空だな。

視界に捉えている雲に乗る猿人も毛並みは金。顔には京劇風の隈取りがあり目の色は暗赤色。

金の鉢金、黄金で編みこまれた鎖帷子を装備し手には両端に金色の輪がはめられた神珍鉄の棒を持っている。

「やあやあ我こそは火崋山で生まれた石猿にして美猴王びこうおう。サキー・サ・海馬なり」

ビリビリと空気が震える。なんという大音量だ。

「我が猿術王の命にて貴様らを討ち取らん」

ひゅんひゅんと神珍鉄の棒を振り回しドンと地面を叩く。

「濃いのが来たな」

「はい。では誰に殴らせましょう」

「礼には礼で、菜緒虎を出そう」

アルテミスの問いに即座に答える。

「菜緒虎殿。可能なら捕らえるように」

「了」

アルテミスの指示に菜緒虎が応える。

「我が名は菜緒虎。我が主の命によりお相手いたそう」

菜緒虎はサキーの前へと進み出る。

腰の同田貫を抜き2度3度と素振り。再び鞘に戻して手を掛けたまま姿勢を下げる。

サキーもまた神珍鉄の棒を正眼に構える。

ジリッ

互いに僅かに間を詰める。

スッ

サキーの神珍鉄の棒の先端がブレて菜緒虎の髪の毛が僅かに散る。

ぼっぼっぼっ

空気が鳴き菜緒虎の髪が散る。

チン

金属音が響きサキーの左頬に血筋が走りジワリと血が流れる。

「いやいや世界は広い」

菜緒虎がパチンと指を鳴らすと菜緒虎の頭に兜が出現する。

兜の前立に金色の羊歯しだというか蛾の触覚がある大黒頭巾兜という徳川家康の兜である。

「これ以上髪を削らせる訳にもいかないからね」

再び同田貫に手を掛けて姿勢を下げる。

ニヤリとサキーの口角が上がる。

「はっ」

サキーは踏み込み神珍鉄の棒を突き出す。

「延びろ神珍鉄の棒」

叫び声と共に神珍鉄の棒が延び間合いが変わる。

甲高い金属音が鳴り響く。

菜緒虎は延びた神珍鉄の棒を同田貫に手を添えた形で軌道を逸らしていた。

「マジか、戻れ神珍鉄の棒」

スルスルと神珍鉄の棒が縮みサキーの手元に戻るが、この隙を逃す菜緒虎ではない。

一気にサキーの懐に潜り込み同田貫を跳ね上げる。

ごとっ

鈍い音とともにサキーの右腕が神珍鉄の棒ごと落ちる。

ぎゃあああぁぁ

サキーはボトボトと血の零れる腕を押さえて絶叫をあげる。

「おのれ許さんぞ」

残った左腕で空中に井の字を書いてからぶちりと腕の毛を毟ると井の字を描いた辺り目掛けてふうぅと息をかける。

「九陣分身」

腕の毛が井の字を越えるのと同時にサキーそっくりの猿人が九人現れるとあっという間に菜緒虎を包囲する。

「はあ」

掛け声と共に分身サキーが息を合わせて菜緒虎に突きを出すが、菜緒虎は身を低く低く下げて躱す。

ざっ

菜緒虎の同田貫が円を描くように分身サキーたちの足を薙ぐ。

ぎぃ

目の前にいた二人の分身サキーが足を抱えてのたうち回りぼふんという音と共に消える。

「旋風乱舞」

菜緒虎の姿がぶれ風が乱舞し土埃が巻き上がる。

たちまちのうちに六人の分身サキーが切り刻まれていた。

ボボボボン

立て続けに分身サキーが煙となって消える。

「きい」

残った分身サキーが切り落とされたサキーの腕をサキーに渡していたので躊躇わず菜緒虎は背中からバッサリと斬る。

「覚えてろ」

出来の悪い捨て台詞を残してサキーは雲に飛び乗り去っていく。

「残敵掃討!」

菜緒虎の命令の下、まず死騎士(デスナイト)のバーンがスケルトンホースに跨りランスを構え猿人(ワーエイプ)Aに突進する。

猿人(ワーエイプ)Bにはクワトロが軍馬に跨り突進。

すぐに小猿人(ワーモンキー)たちが長い長い長槍で槍衾を展開する。

これを見てバーンとクワトロは左右に展開する。その後ろには赤毛の重盾士の青年がいた。

「おっしゃあ」

赤毛の青年は背負っていた二枚の盾を両手に構えて吠え、猛ダッシュで小猿人(ワーモンキー)たちの群れに飛び込む。

「シールドチャージ」

雄たけびと同時に二枚の盾が押し出され槍衾の半分が破壊。槍を持っていた小猿人(ワーモンキー)が吹っ飛ぶ。

雷球サンダーボール

茶瞳茶髪の青年魔導士のかざした杖からバチバチと雷を纏った光の球が現れ小猿人(ワーモンキー)たちに襲い掛かる。

「雷槍」

アークエンジェルが指さすと指の先から閃光が迸る。

ばちゅん

胸に二本の雷槍が刺さった小猿人(ワーモンキー)が爆ぜる。

「雷槍」

「雷槍」

「雷槍」

弱った小猿人(ワーモンキー)に立て続けにアークエンジェルの雷槍が突き刺さる。

<<アークエンジェルのレベルが進化の条件を満たしました。進化しますか?>>

Yを選ぶ。

アークエンジェルの身体中にヒビが入りヒビから光が漏れる。

身長175センチほど。肌の色は透き通ったような肌色をしており背中にあった天使の翼は立派なのが一対と取って付けたようなのが一対。

金色の髪に瞳の色は青い色。胸部装甲は・・・減っていた。性別が曖昧になっているせいだろう。

<<アークエンジェルがケルビムに進化しました。>>

「マスターお側にお仕え出来ること、嬉しく思います」

ケルビムは深々と頭を下げた。

☆☆☆


新規モンスター


名前 ケルビム

種族 天使

分類 天使族

性別 不明

性格 グッド-ロウ

STR:10 INT:15 DEX:12 VIT:13 AGI:8 LUK :10 

体力25/25魔力15/15

能力:飛行(地形効果無視)

魔法ダメージ減少

魔法:雷槍×2(電)

特殊能力:畏怖(中時間対象相手の能力を下げる)

装備:弓・胸鎧・王笏

備考:人に喜びを与えることに見出す光の精霊。身長は175センチほどで背中には白い鳥のような羽を4対もつ。

アークエンジェルをレベル40にまで育てることで進化することが確認された。

ありがとうございました。

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