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ニーダ首都ルウソ <前哨戦>

部隊の再編成と武器の見直しが入りました。

以下の通りになります

本陣                装備

主人公(悪霊公(イビルデューク))   金珠の杖・ローブ・黄昏の腕輪

悪韋(種族ジャイアント)       バルディッシュ・ザクのような装甲一式

魔法銀(ミルリス)バット       サーベル・胸鎧・籠手・マント

バジリスク

ゴースト


第一軍

メッスィングドラゴンα

菜緒虎(種族ウッドエルフ)      同田貫・長弓・本多忠勝具足写一式

死騎士(デスナイト)         ロングソート・ランス・白鱗のドラゴンシールド・全身鎧(フルプレート)・手甲

ホブゴブリン            戦鎚矛(バトルメイス)軽板金鎧(ライトプレート)・鉄兜・手甲 

赤毛の青年剣士           ロングソード・盾・軽板金鎧(ライトプレート)・鉄兜・手甲

アークエンジェル          短弓・胸鎧・短槍


第二軍

メッスィングドラゴンβ

クワトロ(騎士)           細剣(レイピア)・紅い軽板金鎧(ライトプレート)・仮面・角付き兜・手甲

ジャイアント            大型シャムシール・グフのような装甲一式

ヘウロパ(種族ダークエルフ)     短弓・細剣(レイピア)・硬革鎧・鉢金・狼の籠手

トラ美(種族ワーキャット)      ショートソード・硬革鎧・ヘッドギア・籠手  

ヘルハウンド


第三軍

ファイアードラゴンα

イヌガミ(種族ワーウルフ)   クローナックル・スコップ・硬革鎧・鉢金

ドラゴンバトラー          金属の三節棍・燕尾服・胸当て

赤っぽい金髪のハイエルフ兄さん   和弓・細剣(レイピア)・硬革鎧・鉢金・狼の籠手

ドワーフ娘 小悪魔(デビルティア)の涙の槌・鎖鎧(チェインメイル)・ヘッドギア・籠手 

黒髪ロングの盗賊少女        グラディウス・硬革鎧・鉢金・籠手


第四軍

アイスドラゴンα

ヒュドラ

ドラゴンメイド           箒・胸当て・メイド服・カチューシャ・籠手

リペッチオ(種族ハイエルフ)       和弓・細剣(レイピア)・硬革鎧・鉢金・籠手

ジャンヌ(祓魔士)          鉾鈴(ピックベル)・巫女服・胸当て・鉢金・籠手

死の狙撃手(デススナイパー)     クロスボウ・ロングボウ・軽板金鎧(ライトプレート)・皮兜・狼の籠手


第五軍

ファイアードラゴンβ

グール               鉄兜・軽板金鎧(ライトプレート)・手甲

レギュラーオーク          大熊猫の戦斧・軽板金鎧(ライトプレート)・鉄兜・手甲   

デーモン              トライデント・皮鎧・手甲

アルテミス(種族リッチ)       雄山羊の杖・ローブ

鞍馬香良(種族ワーバード)      錫杖・胸当て・鉢金・籠手



第六軍

氷鳥(アイスバード)

(ろっく)鳥×5


第七軍

マーマン

皇帝烏賊(エンペラースクウィッド)×2

メガロドン×2

ミズチ


第八軍

マーマン

皇帝烏賊(エンペラースクウィッド)×2

メガロドン×2

ミズチ


第九軍

アーリエル(マーメイド)

皇帝烏賊(エンペラースクウィッド)

メガロドン

ミズチ×3。


第十軍

アイスドラゴンβ

吸血バット×4

スライム

ニーダ族の首都ルウソに進撃するにあたり部隊を5人から6人体制に再編成する。

今まで以上に直接戦闘に長けた者を前衛にしてごり押しするのだ。

装備もジャイアント用の鎧が出撃を前に届けられる。

色は青。兜には稲妻のような形をした角。両肩には牙のような棘。

左腕にはカイトシールド(爪のような形の盾)を装着式で装備させさらに盾の裏には大型シャムシール。右手には鎖の付いた分銅も仕込む。

うむ立派なグ○だ以外にかっこいいな。この調子でド○とかゲル○○モデルの武具も用意させよう。

「お館さま。お館さまに面会を希望している方がカンゾウ殿の書状を携えて来ております」

菜緒虎が耳打ちする。

「カンゾウ絡みということは・・・通せ」

「はっ」

菜緒虎がパンと手を打つと一人の甲冑姿のドラゴンメイドが姿を現す。どうやらすぐ側まで呼び込んでいたようだ。

「関翅雲長が娘。関香安久美と申します」

片膝を付き右手を左手で包む形での拝礼。

「この度は張緋さまの件でありがとうございます」

「まだこれからだ。礼を言われることではない」

「いえ。可能性を示して頂いただけでも我々としては」

うーむ。劉美殿が使者に送り出してくるだけあって礼儀正しいな。

「礼を口上で述べるだけでここに来た訳ではないのだろ?」

「はっ。張緋さまのご遺体と共にこの地にきましたが、張緋さまが復活されるのを見届けるまでソウキさまに仕えよ厳命を受けております」

関香は深々と頭を下げる。

「うむ了解した。短い間だとは思うがよろしく頼む」

「はっ」

関香は深く深く頭を下げた。


ニーダ族の首都ルウソに向けて進撃を開始したが視界に首都ルウソの城壁が見える位置に来ても抵抗はおろか人型生物の姿すら見ることが出来なかった。

「ニーダ族が強いものにへ・・・抵抗しないという話は聞いていたが、ここまで抵抗しないとはな」

「多数の敵は纏めて葬る。少数の敵は各個撃破で葬る。脅しが効きすぎましたね」

リッチで軍師のアルテミスが見解を述べる。

「脅せば降伏するか?」

ニーダがおれが元いた世界のあの国をモデルにしているなら脅せば手を地面につけて額を地面に打ち付けるという礼を9回して赦しを乞うような気がする。

当初は根絶させることも視野に入れていたが、ニーダの体内から属性(以外にも)変更できる石が産出されるようなので扱いがほんの少し変わったのだ。

「すぐに図に乗る種族だと聞いております。こちらから降伏を要求する必要はありません」

確かに自分たちか敗北したのだと骨の髄まで叩き込まないと調子に乗りそうではある。

「目に見える形で敗北したことを認識させるか」

「マスター。ニーダより使者が来て謁見をもとめていますがいかがいたしましょう」

菜緒虎が若干顔を顰めながら報告する。その顔から、なんとなく面倒臭そうな匂いを感じる。

「会わない訳にはいかないだろうな。通せ」

「はっ」

暫くすると黒いカラーコーンのような帽子に黄ばんだ色の服に身を包んだドジョウ髭を生やしたニーダがふんぞり返ってやって来る。

「ニーダ帝国外交担当のイー・シュンシュンだ。我がニーダ帝国皇帝イー・サンサンよりの親書である」

イー・シュンシュンを名乗る男は懐から丸めた羊皮紙を取り出す。

菜緒虎がその羊皮紙を受け取りおれに手渡す。

うはっ。この羊皮紙、封がされてないぞ。親書として大丈夫か?

とりあえず親書を斜め読み。

簡単に言うと兄弟国として認めてやるから仲よくしよう。貢物を献上する権利を与えてやるから喜べとかニーダに都合のいいことがツラツラと書かれていた。

おれは親書をアルテミスに渡す。

アルテミスは親書に目を通すとカラカラと歯を鳴らし始めた。

「返答はいつまでにいただけるのかな?」

アルテミスを下賤なものでも見るような目付きでイー・シュンシュンは尋ねる。

「そうだな。菜緒虎」

菜緒虎に向かって右手の親指を立て首を掻っ切るサインを送る。

「はっ」

うなずいた菜緒虎の手の動きは見えなかった。

キン

刀が鞘に収まる音が響く。

「使者殿。お役目ご苦労」

「はぁ?」

イー・シュンシュンは訝しげに顔を捻る。

ずりゅ

「一体なぁ、あぁ?」

それがイー・シュンシュンの最後の言葉だった。

どすっ

イー・シュンシュンの頭が地面に落ちて首から噴水のように血が吹き上がる。

「悪韋。樽に詰めて送り返してこい」

「判った」

悪韋はほどなくワーウルフのイヌガミと桶を持った祓魔士のジャンヌを伴って樽を抱えて帰ってくる。

そして無造作にイー・シュンシュンの首から下の死体を樽に押し込むとイヌガミに頭を下げる。

イヌガミは大きく頭を縦に振るとスコップで地面を掘り樽に土を詰めていく。

ジャンヌは何やら経を唱えながらイー・シュンシュンの首を桶に収める。

「行ってきます」

悪韋は樽を抱え桶を手に下げ首都ルウソの城壁に向かって歩いていく。

かなりシュールな光景である。

「菜緒虎。第一軍と斥候の氷鳥(アイスバード)を率いて悪韋を援護」

「はっ」

悪韋に追随するように菜緒虎の第一軍が続く。

うむ。陸上モンスターだけの高機動打撃部隊が必要だな。


ルウソの城壁前に到着した悪韋が樽を置き樽の上に桶を置いて大声で叫ぶ。

「ニーダに告げる。無礼な舌先野郎の死体と首をお返しする」

悪韋のヤツ、明らかにもう一体のジャイアントと違って言葉が流暢になってきている。いい傾向だ。

ヒュンヒュン

城壁の上から大量の矢が射掛けられる。

カンカンと矢が悪韋の鎧に当たるが音だけで掠り傷すら与えられない。

ドアホーの技術凄いな。

「鬱陶しいな」

悪韋は近くにあった岩に手をかけると一気に引き抜く。

直径1メートルはありそうな大きな岩だ。

「ふん」

悪韋が力任せにぶん投げると岩はルウソの城壁に相応の大穴を開ける。

それだけで城壁からの矢は止んだ。

そしてこの大穴がルウソ攻略の取っ掛かりになることになるのだが、いまは知る由もなかった。

ありがとうございました

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