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戦力アップのために装備を揃えよう ※改題

あと図鑑を文語に移動させました。

ギャー

ドラゴン(C)に噛みつかれていた白いドラゴンが断末魔の悲鳴を上げる。

ぴろろーんという音とともに龍の牙がドロップされる。

おお、これはあれですスパルトイ。別名を竜牙兵ドラゴン・トゥース・ウォリアー

スケルトンの解説にもあったボーンゴーレム。材料が泥でなくドラゴンの牙という骨人形の素材に違いありません。

「竜の牙のスペシャルパワーは解放できません。いま我が軍団に該当するモンスターが居ません。マスター」

アルテミスがすかさず報告してくる。ですよねー

一般的なイメージからするとスケルトン戦士の上位職かゴーレムに使うアイテムだろう。

「モンスターからのアイテムのドロップ率は高いのか?」

「妾の持つ賢者の杖といった武器や防具。今回の龍の牙といったアイテム。換金のみの一般品。後者になるほどドロップ率は上がりますが一般品でも一割あるかどうか」

アルテミスからの回答は驚きもしない普通のもの。むしろ賢者の杖といったレアがよくドロップしたものだ。

「竜の牙を棒に括り付けて槍にするとかそういうのは可能か?」

「アイテムとしての効果は失効すかもしれませんが可能かと」

博打っぽいな…

ぴろろーんという音とともに今度は龍の鱗がドロップされる。

これは…決定だ牙と鱗は武器や防具にしよう。ドラゴンの名を冠するシリーズ装備。心くすぐる。

「可能だと思います」

思考を読んだかのようにアルテミスが追随の意見具申をする。

「レベルアップも兼ねて敵がモンスターを召喚する端からタコ殴りすることを具申します」

「採用だ。ロック鳥以外は敵マスターを包囲するように展開。ロック鳥は未索敵領域の解消と中立施設の占領を」

全てのモンスターから了と思念が返ってくる。

とりあえず牙を2個に鱗を10枚。ドラゴンと銀髪エルフが進化するまで一方的なタコ殴りにする。

嫌な予感は召喚したロック鳥すべてが命令を無視して突撃し進化する前に全滅という形で実現。進化させるつもりなら慎重を期すべきだと頭にメモする。


「ぐぎゃー」

召喚師らしいゴブリンを倒したところ目の前が暗転し頭の中に声が響いてくる。

<<召喚できるエルフのレベルが10になりました上位モンスターウッドエルフが召喚できるようになりました。エルフの召喚を廃止しますか?>>

<<召喚できるスモールドラゴン(C)のレベルが10になりました。上位モンスターブラックドラゴンが召喚できるようになりました。スモールドラゴン(C)の召喚を廃止しますか?>>

どちらもYを選択する。

<<村の代表が面会を求めてきました。会いますか>>

会う事にする。

「お初にお目にかかります。村長をしておりますドンド・コドンと申します。以後お見知りおきを」

目前に卑屈なしかし瞳の奥に油断のならない光を宿した人族らしい男が揉み手をしながら現れた。

「異形のスケルトンであるわたしに平気に接することが出来るとはドンドさんはできてますな」

とりあえず軽くジャブを放つ。

「商売です。相手の見た目で態度を変えては話になりません。お金に貴賤はないのです」

ドンドはきっぱりと断言する。やだカッコイイ…訳あるか。

「不要なアイテムを引き取ってくれ。売るものは何か?」

「はい」

ドンドが提示した装備からウッドエルフふたりの装備をレザーアーマーとショートソードと長弓に揃える。

スケルトン魔法使いとアルテミスにはローブ。おお死神っぽい。

スケルトン戦士にはロングソードと木の盾。

敵を倒す直前に新たに召喚した男女のエルフふたりはレザーアーマーと短弓にスケルトン2体はショートソードと木の盾を揃えた。

予備を買おうとしたらとてもいい笑顔で拒否られたことを追記しておく。

<<鍛冶師の工房に行きますか?>>

当然だ会いに行くぞ。

「はぁ~暫しも休まず鞭うつ響き~」

滅茶苦茶渋いハスキーボイスの歌声が聞こえてる。

ちょっと待て一か所歌詞が違わないか?

「なんか用か」

ドアホー工房と看板のかかった工房から出てきたのは刈り上げ黒髪に黒瞳。板海苔のような眉毛の130㎝ほどの背丈の髭もじゃ。いわゆるドワーフ。

子供に見えないのは髭ではなく横と奥行きがガッチリとした筋肉達磨だからだ。

「アイテムの加工を頼みたい」

応接室らしき場所に通されるたので早速ドラゴンの牙2個と鱗を10枚をどんと机の上に置く。

「牙の加工には材料が足りん。鱗は3枚で盾12枚で鎧が作れるがどうじゃ?」

「牙の加工に必要なものは?」

「世界樹モドキの枝。長さは150は欲しいのぉ」

チラリと隣に控えるアルテミスに視線を送るとアルテミスは小さく頭を縦に振る。思念は使うと不自然なのでここではあえて使用しない。

「盾をひとつ頼む」

「解った」

ドアホーは鱗を3枚取ると作業室に入る。

「はぁ~暫しも休まず鞭うつ響き~」

だから歌詞が一か所違うだろ・・・もしかしてこっちの鍛冶って鞭使うの?使わないよね?

それから延々と30分間この歌を聴かされて、やっとドアホーが作業室から白い楕円に近い菱形の盾を持って出てくる。

「白鱗のドラゴンシールドだ。鱗三枚重ねの構造はかなりの防御力が期待できるし冷気に若干の耐性があるぞ」

ドアホーに金を払いシールドを受け取るとそそくさと工房を後にする。

<<必要のないモンスターを開放することが出来ます>>

要りません。

<<編成を行いますか?>>

とりあえず取引で手に入れた武器と防具を装備させる。

白鱗のドラゴンシールドは暫定としてスケルトン戦士に装備させる。

冷気耐性は種族特性と重なり無駄になるが装備できるのが他にいないので仕方ない。

<<進撃方向が選べます>>

<<西は山岳地帯。北は平原地帯。東は海岸線となります>>

「山岳地帯は動物系のモンスターが生息し鉱物資源の入手が楽になります」

「平原地帯は人間系が生活しており情報やお金の入手が楽になります」

「海岸線は水棲系の珍しい生物がいますが資源系は期待できません」

アルテミスのアドバスを受け西へ向かうこととした。


☆ ☆ ☆

モンスター図鑑


名前 ブラックドラゴン

種族 ドラゴン

分類 動物

性別 雄・雌

性格 イビル-カオス

STR:25 INT:4 DEX:8 VIT:25 AGI:6 LUK :2 

体力58/58 魔力6/6

能力:毒ガスのブレス(毒・威力微笑・ターン毎にダメージ1を追加)

火系のダメージ減少

魔法:なし

特殊能力:怒りの咆哮(被ダメージに比例して攻撃力が増加)

装備:不可

備考:陸上モンスターの頂点に君臨する絶対王者が成長した姿。

体色は黒鉄色からさらに深い黒色へと変化している。

強力なブレスは火から可燃性のガスに変化しておりガスのもつ毒性は時間の経過とともに相手を蝕む。

卵や幼生体のころから育成するなら飼いならすことは可能だと言われている。

洞窟での目撃情報が多い。

スモールドラゴン(E)をレベル10まで育てることで進化することが確認された。

※性格・能力値はレベル1のときの平均でありレベルによって変動します。


名前 ウッドエルフ

種族 エルフ

分類 亜人間

性別 男・女

性格 グッド-ニュートラル

STR:6 INT:15 DEX:10 VIT:4 AGI:9 LUK :12 

体力18/18魔力10/10

能力:地形森林での回避率アップ。

飛行モンスターへの攻撃力増加

魔法:雷矢(風)

特殊能力:なし

装備:長弓

備考:容姿端麗の亜人間。森を住処とし魔法を操ることに長ける。

森の守護者として認められ森の加護を受けるようになった。

また弓の扱いにも優れており飛行系モンスターにとっては天敵である。

エルフをレベル10まで育てることで進化することが確認された。

※性格・能力値はレベル1のときの平均でありレベルによって変動します。

ありがとうございました

※上位モンスター召喚差し替えが抜けていたので修正しました

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