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キャンプモード (部下の整頓を行いましょう) ※改稿※改題

後半になるほど省略されていくモードですが手を入れました。


軍団情報      装備

アルテミス     賢者の杖

スケルトン戦士   錆びた剣・朽ちた盾

スケルトン魔法使い 朽ちた杖

スケルトン

吸血バット

バット×2

ガシャン

スケルトンの放った一撃が敵のマスターを打ち倒す。

<<スケルトンのレベルが上がり進化の条件を満たしました>>

うむ。次はスケルトン魔法使いだな…

<<スケルトンが進化してスケルトン魔法使いになりました>>

<<スケルトン魔法使いが図鑑に登録されました。>>

自分そっくりのスケルトンを倒したところ目の前が暗転し頭の中に声が響いてくる。

<<敵マスターを倒しました。キャンプモードに移行します。>>

ん?どういうこと?


<<キャンプモード>>

<<戦略モードでは召喚したモンスターの装備を変更するなど設定の変更が出来ます>>

なるほど…支配力をオーバーして召喚すると戦場で離反したりするのだから、どこかのタイミングで余剰戦力を整理するようなモードは必要だよな。

このキャンプモードというのはシミュレーションゲームでいうことろの戦略モードだな…内政はないが。

<<スケルトン賢者を参謀に設定しますか?>>

戦闘中のスケルトン賢者のアドバイスを思い出しYを選択する。

<<スケルトン賢者を参謀にしました。スケルトン賢者に必要な支配力が0になりました。指示がない限りソウキリュウイチの側に控えます>>

ずぼぼぼという効果音とともにスケルトン賢者が姿を現す。

<<召喚できるスケルトンのレベルが10になりました>>

<<召喚できるバットのレベルが10になりました。上位モンスター吸血バットが召喚できるようになりました。バットの召喚を廃止しますか?>>

レベルの高いやつが召喚できるなら最初からそうして欲しいと思いつつとりあえずYを選ぶ。

「スケルトンとバットが進化するレベルに達したしたからです。マスター」

頼れるヘルプ機能スケルトン賢者が上奏してくる。

「スケルトンが足切りされないのは…ああそうか」

言いかけて気付く。スケルトンは派生のスケルトン弓兵とゾンビがいまだ未登録だ。

レベル1から育てなくていいのは便利だな。

<<必要のないモンスターを開放することが出来ます>>

要りません。わが軍団はリストラするほど人材は余ってません。


<<編成を行いますか?>>

編成?

「モンスターに名前を付けたり装備が出来るモンスターの装備を変更することができます」

おおなるほど。ではさっそく。

「スケルトン賢者よアルテミスと名乗ることを許す。装備は…ないか」

「ありがとうございますマスター。以後、妾はアルテミスと名乗ります」

スケルトン賢者ことアルテミスは深々と頭を下げる。うん。超絶進化とかなかったね、ちょっと残念。

なおいま現在キャンプモードで選べるのは以下の通りである。

・[編成]-[装備][名称変更][ ][解雇]

・[ ]

・[召喚]-[新規][廃止]

・[ ]

[終了]

選べないものやいくつかの空白があるのが気になるが終了を選ぶ。


「ではこれより実戦となります」

アルテミスが頭を上げるのと同時に目の前は再び草原となる。

「うん魔法陣だ」

躊躇うことなく目の前の魔法陣を踏む。

<<魔法陣ではモンスターの召喚ができます<新規><保有>を選んでください>>

今回はとりあえず<保有>を選ぶ。


アルテミス・スケルトン戦士・スケルトン魔法使い・吸血バットを選ぶと続いて<新規>を選ぶ。

新たに表示されたのは・・・

スモールドラゴン(C)・ロック鳥・エルフ

おお来ましたよファンタジー世界の定番モンスター。

まずドラゴン(E)を選ぶ。

召喚されたのは恐竜のティラノサウルス・レックスによく似た直立二足歩行の6メートル超の爬虫類。ティラノサウルスと違うのは頭の比率がさほど大きくない。

攻撃の手段として火を噴くから敵を噛み砕くのに強力で大きなアゴを保有する必要がないんだろう。

<<スモールドラゴン(C)が図鑑に登録されました。>>

体色からすると次はブラックドラゴンかな?


次にロック鳥を召喚する。

これは・・・単に体長が8メートル越えた大きなハクトウワシだな。

<<ロック鳥が図鑑に登録されました。>>

「ロック鳥と吸血バットを斥候とし周囲の施設の制圧に向かうのが宜しいかと」

アルテミスが献策してくる。

「施設?」

「はい。魔力の塔は支配力を上げて村や都市からは税収が望めます」

「税収?」

「得られた金で武器やアイテムが買えて軍団が強化されます」

確かにスケルトン戦士の装備を鉄剣や木の盾にしただけでも戦力は飛躍的に向上するだろう。

「全軍進撃。斥候しつつ施設の占領を」

念を込めるとモンスター達は八方へと散っていく。

さらにロック鳥4体を召喚して周囲に飛ばす。


続いてエルフを召喚する。

金色の腰にまで届く長い髪に碧眼。整った顔にお約束の穂先状の長い耳。大抵のファンタジーでは質素だがこの世界では違うらしい。抜群のスタイルをもつ女性エルフである。

自分がスケルトンでなければ鼻の下が際限なく伸びていただろう。

<<エルフが図鑑に登録されました。>>

「お館様ご命令を」

エルフは恭しく片膝をついて頭を垂れる。おお喋れますかエルフのお姉さん。

まぁ声帯は確実にあるから喋れて当然か。

「斥候が発見した村に赴け。住民と接触し何でもいいから情報を手に入れろ」

「御意」

お館様とか御意とか侍っぽいな。居たりするのか?ウ○ザードリ○だとそこそこのボーナスポイントがあれば作れるし楽しみにしておこう…


「見エナイ壁アル先行ケナイ」

いきなり声が聞こえてくる。

「意識を傾けてください。そうすれば視えます」

すかさずアルテミスからのヘルプ機能。アドバイスに従い声の主に意識を向ける。

これは南に向かっていたロック鳥か…

「見えない壁に沿って右に進め。再び壁に遮られたら更に右に進め。他の者もそのように」

斥候に出したロック鳥と吸血バットから了解の思念が飛んでくる。

保有モンスターからスケルトンとバットを呼び出す。


「バットは斥候の索敵できなかった場所を索敵。スケルトンズとドラゴンは斥候か見つけた施設の制圧を頼む」

残ったモンスターがのそのそと動き出す。

結界か…遊戯だって言ってたから敵は女神リブーラのライバル神が召喚した同業者かな?

「お館様。村を制圧しました。村長を名乗る男が解放後に取り引きしたいと言っております」

エルフのお姉さんが報告してくる。

「解放後か…了承したと伝えろ。お前は引き続き制圧を頼む」

「御意」

結界があったという報告に続き解放後という村長。うんモンスターのブリーダーとかモンスター図鑑つくるとかじゃないよね?

伝説のなんとかバトルとかなんとかオブモンスターズとかそっちの系統だよね?

「ワレ接敵ス。援軍求ム」

北に向かっていたロック鳥からの思念が入った。


☆ ☆ ☆

モンスター図鑑

名前 スモールドラゴン(E)

種族 ドラゴン

分類 動物

性別 雄・雌

性格 イビル-カオス

STR:15 INT:2 DEX:6 VIT:20 AGI:5 LUK :1 

体力40/40魔力5/5

能力:ブレス(火)

火系のダメージ減少

魔法:なし

特殊能力:怒りの咆哮(被ダメージに比例して攻撃力が増加)

装備:不可

備考:陸上モンスターの頂点に君臨する絶対王者の幼生体。

そのブレスは強力無比。

卵や幼生体のころから育成するなら飼いならすことは可能だと言われている。

洞窟での目撃情報が多い。

※性格・能力値はレベル1のときの平均でありレベルによって変動します。


名前 ロック鳥

種族 ロック鳥

分類 動物

性別 雄・雌

性格 ニュートラル-ニュートラル

STR:5 INT:2 DEX:6 VIT:2 AGI:15 LUK :2 

体力10/10魔力1/1

能力:飛行(地形効果無視)

弓系・魔法系のダメージ増大

魔法:なし

特殊能力:なし

装備:不可

備考:体長は羽も併せて8メートルを超える猛禽類。

大空を高速で移動できる上に視界も広いので飼いならすことができれぱ斥候として便利。

※性格・能力値はレベル1のときの平均でありレベルによって変動します。


名前 エルフ

種族 エルフ

分類 亜人間

性別 男・女

性格 グッド-ニュートラル

STR:4 INT:8 DEX:6 VIT:3 AGI:8 LUK :10 

体力12/12魔力5/5

能力:

飛行モンスターへの攻撃力増加

魔法:雷矢(風)

特殊能力:なし

装備:短弓

備考:容姿端麗の亜人間。森を住処とし魔法を操ることに長ける。

また弓の扱いにも優れており飛行系モンスターにとっては天敵である。

※性格・能力値はレベル1のときの平均でありレベルによって変動します。

ありがとうございました


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