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チュートリアル (システム説明) 

改稿しました。

放置していた支配力オーバーのときのペナルティを挿入

<<では遊戯を始めます>>


虚空からの声に宣言され風景は魔法陣がひとつあるただっ広い草原という殺風景なものに変わる。

おれは迷わず目の前にある魔法陣の真ん中に立つ。


<<魔法陣ではモンスターの召喚ができます<新規><保有>を選んでください>>


頭の中にメッセージが流れる。

新規を選ぶとスケルトン・バットのふたつが表示される。

とりあえずスケルトンを選ぶ。


召喚しますか?<<Y>> N

Yを選ぶとピローンという音がして目の前に人と解る骸骨が出現する。


<<モンスターを召喚する。クエストを達成しました。>>

<<スケルトンが図鑑に登録されました。>>


ファンファーレが鳴っておれの身体が光りに包まれる。レベルアップしたらしい。


<<マスターのレベルを上げる。クエストを達成しました。>>


再びファンファーレと身体発光。


<<スケルトン召喚をショートカットに登録しますか?>>

<<Y>> N

<<召喚モンスターのショートカット登録を自動にしますか>>


いちいち選ぶのもあれだからYを選ぶ。


<<念ずるだけで召喚が可能です>>


続けてバットを選ぶとスケルトンの隣に黒い蝙蝠が出現する。


<<バットが図鑑に登録されました。>>

<<複数のモンスターを召喚。クエスト達成しました。>>


再びファンファーレと身体発光。チュートリアルだからこんなものか…

モンスター図鑑を覗いてみる。

バットの備考少ないな。続けてスケルトンを二体とバットを二体召喚する。

さらに続けて召喚しようとすると<<召喚できる場所がありません>>という表示がされた。

「仕方ないな」

頭の中にあるイメージを消す。

すると目の前に色の違う魔法陣が現れて鏡映しのような状態になった。


じっと目を凝らすとその魔法陣の中には自分そっくりのスケルトンとモンスター達が立っているのが見える。


「模擬戦をしろと…そういう事かな?よしスケルトン戦え」


そう命じると最初に召喚したスケルトンがのそりと動き出す。


がしょがしょがしょ


スケルトンが大きく腕を振り上げて目の前のスケルトンを殴りつける。

素手で子供のように殴り合う二体のスケルトン。かなりシュールな光景である。

一撃死しない限り体力が全回復するというリバースという能力のおかげなのだがかなりの泥試合である。


ギシャウ


最初に召喚したバットが悲痛な叫び声をあげて地面に落ちる。

敵のバットが近づいていたバットを攻撃していたのだ。

ビクビクと痙攣するとボワンと煙を上げて消えバットを倒した敵のスケルトンが淡い光を上げる。


「げっ!スケルトン召喚」


慌てて叫ぶと目の前にスケルトンが召喚される。

おお、確かにショートカット便利だ。


「迎撃しろ」


了とスケルトンとバットからの思念が返ってくる。

おお召喚したモンスター同士の意思疎通のネットワークがあるのか…って当然か。

そうしないと配下同士で意思疎通出来ないものな。


「バット2匹召喚」


念じて叫ぶとバットが2匹召喚される。数も指定可能と。


「更にスケルトン3体召喚!」


<<支配力をオーバーします召喚しますか?>>


なにそれ?まぁいいや召喚だ。

召喚を強行する。


ばふん


召喚したばかりのスケルトン3体が緑色に発光している。一体なにが起きたんだ?


<<スケルトンが離反しました>>


え?マジですか!?


<<支配力をオーバーさせモンスターを離反させる。クエスト達成しました。>>


あれ?今回はレベルアップしないんだ。


がすん


緑に光るスケルトンが横にいたスケルトンに殴り掛かる。

うはっ本当に離反してるようだ。


「バットは支援し一対多を心掛けろ。迎撃開始」


命令通り取り囲むように…って何体かは命令を無視して攻撃しているな。


ギシャワ


敵のバットが叫び声をあげボワンと煙を上げて消える。

倒したのは新たに召喚したバット。バットは淡い光を上げている。


<<バットのレベルが上がりました>>

<<配下モンスターのレベルを上げる。クエスト達成しました。>>


ファンファーレが鳴り響きレベルアップが告げられる。


パッカーンパッカーンドッカーン


スケルトン同士の戦いは相変わらずシュールである。

倒されるのは大概クリティカルが発生したときだが壁としてはかなり便利だ。

ボワン。一体のスケルトンが倒れて煙を上げて消える。


<<敵がアイテムをドロップしました>>


よく見るとスケルトンが消えたところに一本の杖が落ちている。


「拾え」


命じると最初に召喚したスケルトンがそそくさとアイテムを拾う。

こいつ俺の命令をなるべく優先するように行動するのでカワイイ。


<<賢者の杖です。スペシャルパワーが解放できます。解放しますか>>

お?新展開だ。


<<Y>> N


どろろろろろろろ。


ってドラムロールかよ。


<<スケルトンが特殊進化しました>>


おお何か来ましたよ。


<<スケルトンがスケルトン賢者に進化しました>>

図鑑をチェックする・・・


スケルトン賢者の備考の所に童貞・処女のまま死んだ魔法使い・僧侶の無念が杖に宿りやがて骨となった自身に取り憑き動き出したって賢者ってそっちの意味なの?


「マスター」


女性の声が響いてくる。


「うん、ってお前しゃべれるのか?」


声の正体はスケルトン賢者だった。


「はい。妾はマスターを補佐するアドバイザーでもあります」


おぉヘルプ機能ですねありがたい。


「とりあえずこれから先の指針とか聞いてもいいかな?ああ、危ないから前線から下がってくれ」


「はいマスター」


スケルトン賢者が前線から下がる。


「未達成クエストがあります。敵マスターであるマスターのコピーを倒せば次のステージに移行できます」


「未達成クエストとは?」


「モンスターを一体、通常進化させることです」


なるほど。


「一番進化に近いモンスターはどれ?」


「あれです」


スケルトン賢者が視線を送る先にいるスケルトンに小さなサークルが浮かびLv.9と表示される。


「いまいる全てのモンスターのレベルとか表示できる?」


「はいレベル表記と唱えて頂ければできます。ですが確認で任意に確認することをお勧めします」


そりゃそうか…


「まぁ確認の意味も込めて一度。レベル表記」


叫ぶのと同時にモンスター頭上に数字が浮かび上がる。レベル上位3番目はあのLv.8のバットか。


「ちょっと前に支配力をオーバーしますが召喚しますか?って言われたけどこれは?」


「支配力を超えて召喚すると失敗する可能性があります。また敵対するモンスターを召喚する可能性もあります」


それはちょっとキツイです。


「ちょくちょく命令を無視するのがいるんだけど?」


「性格には二つありマスターの命令を遂行する秩序(L)と命令に従いたがらない混沌(C)そのどちらでもない中立(N)


他者に優しいグッド(G)自己中心なイビル(E)流されやすいニュートラル(N)があります」


「L-N-Cは変動するようだが」


「これはマスターに対する忠誠心の高低だとお考えください。天使系は最初からL寄りに悪魔系はC寄りであると言われています」


なるほどである。たぶんクフフと笑う高位悪魔とかはE-Lに違いない。


「G-N-Eは他に意味があるのか?」


「Gは昼に110%朝夕に100%夜に90%の補正がかかります。Eはその逆でNは補正がありません


またマスターが妾たちを支配するのに必要な力にも補正がかかります。マスターはNなので関係はありませんが」

うんそれは知ってる。


「ありがとう。それと名前を付けたりするとレベルがぎゅーんと上がったりするの?」


「不明です。少なくともこの世界では名前は個体識別のためのラベルに過ぎません」


ショートカットはないと…


「ありがとがとう前線に復帰してくれ」


「了」


スケルトン賢者はそそくさと前線に戻る。


「はぁぁぁ」


スケルトン賢者が唸り声をあげると黒い霧のようなものが吹き出しスケルトンに直撃。スケルトンが一瞬でバラバラになって消える。

ああ、あれは嫉妬の波動だな。精神魔法の攻撃だから効果はバツグンだ。


<<スケルトンのレベルが上がり進化の条件を満たしました>>


不意に声が聞こえてくる。


「どういう進化が可能か?」


問いかけるのと同時に選択肢が出る。


<<スケルトン戦士>> スケルトン魔法使い スケルトン弓兵 ゾンビ


戦闘特化と魔法特化と関節攻撃特化とあとは肉が付くのか…って魔法使いと弓兵は選べないのステータス不足か?


「正解ですマスター」


スケルトン賢者が肯定してくる。


「とりあえず戦士だ」


<<進化させますか?>>


Yを選ぶ。


どろろろろろろろ。


<<スケルトンが進化してスケルトン戦士になりました>>

<<スケルトン戦士が図鑑に登録されました。>>

<<モンスターを通常進化させる。クエスト達成しました。>>


とりあえずスケルトン一体を進化させてクリアするか。

と思ったらバット一体も進化。吸血バットになった。



☆ ☆ ☆



モンスター辞典


名前 スケルトン

種族 スケルトン

分類 アンデット

性別 不明

性格 イビル-ニュートラル

STR:5 INT:1 DEX:5 VIT:3 AGI:5 LUK :1 

体力8/8魔力1/1

能力:リバース(一撃死しない限り攻撃後の体力全回復)

斬撃・水系のダメージ低下

精神・火系のダメージ増大

状態異常・風系系ダメージ無効化

魔法:なし

特殊能力:なし

装備:なし

備考:すべてのアンデットはスケルトンより始まりスケルトンに終わる。

魔法によって生物の骨に下級霊を憑依させることで生まれる養殖モノと生物の骨に低級霊が憑依して生まれる天然モノに別れる。

僧侶系の神聖魔法と犬系モンスターが最大の弱点。

※性格・能力値はレベル1のときの平均でありレベルによって変動します。


名前 スケルトン賢者

種族 スケルトン

分類 アンデット

性別 不明

性格 イビル-ロウ

STR:6 INT:12 DEX:10 VIT:7 AGI:8 LUK :6 

体力15/15魔力18/18

能力:リバース(一撃死しない限り攻撃後の体力全回復)

斬撃・水系のダメージ低下

火系のダメージ増大

状態異常・風系系ダメージ無効化

魔法:嫉妬の波動(精神)

特殊能力:なし

装備:賢者の杖

備考:童貞・処女のまま死んだ魔法使い・僧侶の無念が杖に宿りやがて骨となった自身に取り憑き動き出した。

溜め込んだ知識により僧侶の神聖系魔法のダメージの軽減ができる。

アイテムによる特殊召喚。ユニークモンスター。

※性格・能力値はレベル1のときの平均でありレベルによって変動します。


名前 スケルトン魔法使い

種族 スケルトン

分類 アンデット

性別 不明

性格 イビル-ニュートラル ※初期値

STR:6 INT:12 DEX:10 VIT:7 AGI:8 LUK :6 

体力7/7魔力15/15

能力:リバース(一撃死しない限り攻撃後の体力全回復)

斬撃・水系のダメージ低下

精神・火系のダメージ増大

状態異常・風系系ダメージ無効化

魔法:魔法矢(物理)

特殊能力:なし

装備:朽ちた杖

能力:リバース(一撃死しない限り攻撃後の体力全回復)

斬撃・水系のダメージ低下

精神・火系のダメージ増大

状態異常・風系系ダメージ無効化

備考:すべてのアンデットはスケルトンより始まりスケルトン戦士か魔法使いに終わる。

魔法によって生物の骨に下級霊を憑依させることで生まれる養殖モノと生物の骨に低級霊が憑依して生まれる天然モノに別れる。

スケルトン魔法使いの天然モノはダンジョンで主に目撃される。

僧侶系の神聖魔法と犬系モンスターが最大の弱点。

スケルトンをレベル10まで育てることで進化することが確認された。

※性格・能力値はレベル1のときの平均でありレベルによって変動します。


名前 スケルトン戦士

種族 スケルトン

分類 アンデット

性別 不明

性格 イビル-ニュートラル※初期値

STR:12 INT:2 DEX:10 VIT:10 AGI:8 LUK :4 

体力20/20魔力1/1

※レベル10の時の平均

能力:リバース(一撃死しない限り攻撃後の体力全回復)

斬撃・水系のダメージ低下

精神・火系のダメージ増大

状態異常・風系系ダメージ無効化

魔法:なし

特殊能力:なし

装備:錆びた剣・朽ちた盾

備考:すべてのアンデットはスケルトンより始まりスケルトン戦士に終わる。

魔法によって生物の骨に下級霊を憑依させることで生まれる養殖モノと生物の骨に低級霊が憑依して生まれる天然モノに別れる。

スケルトン戦士の天然モノは古戦場跡で主に目撃される。

僧侶系の神聖魔法と犬系モンスターが最大の弱点。

スケルトンをレベル10まで育てることで進化することが確認された。

※性格・能力値はレベル1のときの平均でありレベルによって変動します。


名前 バット

種族 バット

分類 動物

性別 雄・雌

性格 イビル-ニュートラル

STR:1 INT:1 DEX:10 VIT:3 AGI:12 LUK :1 

体力4/4魔力1/1

能力:飛行(地形効果無視)

弓系・魔法系のダメージ増大

魔法:超音波(命中率上昇)

特殊能力:なし

装備:不可

備考:超音波を発することで夜の空も自在に飛ぶことが出来る。

※性格・能力値はレベル1のときの平均でありレベルによって変動します。


名前 吸血バット

種族 バット

分類 動物

性別 雄・雌

性格 イビル-ニュートラル

STR:3 INT:2 DEX:12 VIT:4 AGI:15 LUK :1 

体力6/6魔力1/1

能力:飛行(地形効果無視)

弓系・魔法系のダメージ増大

魔法:超音波(命中率上昇)

特殊能力:毒(微小・低確率)

装備:不可

備考:超音波を発することで夜の空も自在に飛ぶことが出来る。

夜中に家畜の血をすすり病気を媒介するため農民には嫌われている。

バットをレベル10まで育てることで進化することが確認された。

※性格・能力値はレベル1のときの平均でありレベルによって変動します。

ありがたいことに一人の方が足跡を残されたようです。

ありがとうございます。


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