召喚されました
このサイトの異世界転生モノにどっぷりハマり自分でも書きたくなりました
「光あれ」
荘厳で透き通るような女性の声とは裏腹におんぼろ蛍光灯が点くようにチカチカと光が灯る。
「よくぞ妾、女神リブーラ声に応じてくれました」
リブーラと名乗る女神は幼さが残る顔に蒼い大きな瞳にショートカットのピンクの髪。
身長は150㎝前後で上から90、52、92。いわゆるけしからんちびっ子。
「ああ俺のラノベは召喚物か…」
「へ?」
俺の言葉にリブーラは素っ頓狂な声を上げる。
「よくある話じゃないか…で俺の役割は勇者かな賢者かな」
「魔物の…ブリーダさんです」
数秒間の沈黙が落ちる。
「帰してくれ」
「最低でも次の満月…30日間は、む、無理です」
リーブラはてへペロと舌を出す。
カマをかけたつもりはないが少なくとも元の世界には帰れるようだ。
「えっとですねこれから30日間の間に出来るだけ多くの種類のモンスターを育成してください。あ、モンスターは数ではなく質でもOKです詳しい事は…すみませんお答えできません」
「あ~ん?」
「すみませんお答えできないんじゃなくて知らないんです」
ちょっと語尾を強くして尋ねるとリブーラは腰を90度曲げて頭を下げる。
曰く、彼女は最近長年の修行と彼女が加護する人々の信仰の結果、土着の神として神様連盟に加盟することが出来たのだという。
そして神様連盟に加盟した彼女には色々な責任とは別にあるクエストが課せられた。
モンスターの生態を調査し図鑑をつくれ。
「ブリーダーって言ったよね?」
「はい。野良モンスターをゲットするだけではステータスしか解りませんのである程度育てて頂かないとなりません」
「だからブリーダーか」
「はい。では宜しくお願いします」
ぺこりと小さく頭を下げるとリブーラはかき消すように姿を消した。
「あ、おい、ちょっと待て」
大声で叫んだが既にリブーラはうんともすんとも言わなかった。
<<名前の入力をお願いします>>
<<ソウキリュウイチ>>
名前はゲームで使っているもので妥協。
<<種族を選んで下さい>>
エルフ 人間 獣人 トロール ゴブリン <<スケルトン>>
時間がないので睡眠欲・食欲・性欲の三大欲求の排除を優先し種族は唯一のアンデットであるスケルトンにした。
<<性別を選んで下さい>>
<<アンデットに性別は関係ありません>>
ですよねー
<<能力値を設定してください>>
<<マスターは能力値を変更できません>>
力(STR):物理攻撃に関係します
知力(INT):魔法に関係します
器用(DEX):命中率に関係します
耐久力(VIT):体力に関係します
素早さ(AGI):回避率に関係します
運(LUK):クリティカル発生率に関係します
体力20/20
うわぁ体力低いな。
魔力80/80
これは多いかどうかが解らない。
<<性格を設定してください>>
G <<N>> E
ニュートラル:同じ性格のモンスターに対する支配にメリットがない代わりに異なる性格のモンスターを支配するのにペナルティーが発生しません。
とりあえず迷ったら真ん中だ。
<<よろしいですか>>
<<はい>> いいえ
<<では遊戯を始めます>>
いまゲームってゲームっていったよね?
ありがとうございました
図鑑その一はスケルトンです