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ふぁんたじーわーるど  作者: あっぽ
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空腹。

遅めの更新すいません。twitterはじめました。詳しくは活動報告をご覧ください。

ユニーク100人超えありがとうございます。

いまは何月なのだろう?ふとそんな事を鍛冶屋のドアの外で思った。この世界に季節とかの概念は存在あるのだろうか、極端に暑くも寒くもない感じからすると春か秋が近い印象だ。


鞘を肩に掛け、剣を収める。慣れない動作だがその内慣れるだろう。サイズは驚く程ピッタリ。やっぱあいつ鍛冶屋だったんだな。と実感する。

これひとつで両手が開き、いつでも持ち歩ける、筋トレにもなるという一石三鳥以上の得だな。

しかし、今の俺は生憎の全身筋肉痛なのでこいつを掛けてるだけでもキツイ。村の中ではアイテムストレージにしまっておくか。


俺は装備欄を開き、両手剣を選択し【外す】をタップする。


さて、どうするか。鞘も手に入ったことだし、狩りだーとなるはずが筋肉痛の所為でなぁ。この溢れんばかりの闘志は明日に取っておこう。

鍛冶屋の中見た感じだと、この刃先のない剣は売れそうにないな。柄だけなんてどうもしようがないしな。マスターにプレゼントでもしよう、5本纏めてな。反応が楽しみだな。

もう昼の3時になるが、遅めの昼食にするとしよう。おにぎりとかの簡単な奴でいいんだけどな、コンビニとかはないだろうなぁ。

まあ無い物ねだりをしてもしょうがないし、ありそうなところ目指すか。




RPGだと薬屋におにぎりとか薬草とかが売ってるはずなんだが、筋肉痛があるからあまり歩きたくはないが、腹減っては戦はできぬって言うが体が痛くて仕方がない。

宿屋に戻ってマスターに頼んでみるか。



9時間ぶりくらいに帰ってきたな、デカくもないが小さくもないくらいの宿屋。安くてマスター美人マジオススメ。疲れた声でただいまを伝える。



「マスター飯食わせてくれ。」


今にも死にそうな顔で懇願する。



「どうした?そんな死にそうか顔をして、飯食わなかったのか?」


流石マスター。俺の言いたいことを汲み取ってくれる。



「ああ、何処で売ってるのか分からないからな。お土産やるから何か作ってくれ」



「お土産?楽しみだな。炒飯とか簡単な物しか作れないがいいか?」



「十分だ。頼む」


腹の虫が鳴くこと10分。美味しそうな炒飯を作ってくれた。味は腹が減ってからか凄い美味く感じるんだろうか。



「満足か?じゃあお土産とやらを頂きたいんだが」



「ありがとうな、そうだなちょっと待っててくれ」



俺はアイテムストレージを開き、光の板の様な物を操作して、刃先のない剣を選択する。


このアイテムを 【装備しますか?】 【捨てますか?】



【捨てる】を選び、個数を5にしてokボタンを押す。


ドンという音と共に、机の上に柄が山のように積まれる。



「まさかとは思うが、このゴミじゃないだろうな?」



「おいおい、ゴミなんかじゃねーよ!俺が汗水垂らして入手した柄だぞ!!!飾りにでもしといてくれ」



「そ、そうか、そこまでいうなら貰っておくよ」


「ああ、そうしてくれ。夜ご飯はいいや、もう寝るよ、お休み」


反応は微妙だったな、物がものだしそこまで期待してなかったけども。


「そうか、お休み。ゆっくり休みな、今日あったことは明日にも話してくれよ」



軽く手を振りながら自分の部屋に向かう。



重い身体をやっと休めれると思い、ベットに寝転ぶ。ベットは音を立てながらも俺の身体を支えてくれる。




「ふぅ…今日は色々あったな。」


明日には筋肉痛が治るだろう。狩りにいくとしよう。


全身の力を抜いて軽く呼吸を繰り返すうちに自然と夢の世界に落ちていく…





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