幼馴染とバカな俺
幼馴染というやつは……
世の中には幼馴染というやつを欲しがる奴がいるようだが、俺には理解できない。どうしてあんなにうるさい奴を欲しがるのだろう。
俺は目の前に座る女の一動を観察していた。こいつの動きに何か惹かれるものでもあるのだろうか。俺は目の前の女をじっと見つめた。目の前でパフェを貪るこんな女達のどこが良いと言うのか。
「何よ」
「別に……」
俺はこちらを睨んできた女からの視線を受け流した。
「あげないからね」
「要らねぇーよ」
俺は右手で頬杖をつきながら周りの客を眺めた。周囲は女ばかりだ。どいつもこいつも腐ったような、悪臭のしそうな女ばっかりだ。やたらと露出したいような連中ばかりだ。こんな奴等ばっかりだから世の中が……。俺は周囲を一周させた視線を目の前の女に戻した。そんな高露出度の中にあっては、こいつの服装は地味だ。むしろこっちはこっちでおかしい。どこに外出する時にTシャツの上にシャツを着て、長ズボンを穿いてくる女子高生がいるのか。いや。こいつはそんな恰好をしているのだが……。もう少し女らしい服装をしてくることは考えなかったのか。
「さっきから何?」
「いや……」
「そんな生半可な返事だと、私、怒るよ」
「だから何でもねえよ」
「そんなに食べたいなら、嘉も頼めばいいじゃん」
こいつの口をステープラーで止めてやろうか。俺は左手でマグカップを口まで運んだ。一息に残り少ないコーヒーを飲み干す。とっくのとんまに冷めたコーヒーは、微妙な味だ。この店では絶対にコーヒーは注文するもんか。俺は心の中で誓った。
「そもそも何で俺なんだよ。他にも女友達とかいんだろ、お前」
「仕方ないじゃん。皆日曜日は予定入ってるって言うんだから」
「俺だって予定があるって言ったはずだぞ」
「嘉の予定は本屋でしょ。どうせ出掛けるんだったらいいじゃん。序でで」
そもそも、俺が幼馴染の牧野美優と喫茶店なのかどうかも微妙な怪しい店に居るのかと言えば、時間を数時間遡らなければならない。
四時間前
俺は自分のベッドの上で文庫本を読んでいた。上下巻の冒険小説の上巻。下巻はまだ手元に無い。ちょうどこの日、即ち今日が下巻の発売日だった。そこで俺の午後の予定。昼飯を手短に済ませ、街中の本屋に行く。そして下巻を購入し、家で読みふける。日曜の午後を有意義に過ごすことが出来るのだ。素晴らしい計画だった。美優が来るまでは。
美優が俺のところに来たのは正午を少し回った頃だ。いきなり人の部屋に上がり込んできたのだから容赦がない。
「おめぇー何してんだ」
俺は美優を無駄とは知りながら睨みつけた。案の定こいつの反応はケロケロしていた。
「構わない、かまわない。ちゃんとおばさんには挨拶してきたから」
「俺への挨拶は無しかよ。しかもノックくらいしろよな……」
「良いじゃん、あたしと嘉の仲なんだから」
「礼儀ぐらい弁えろ」
俺は無駄と知りながら美優に高説垂れていたが、当の美優は聞いてなどいなかった。
「嘉は午後暇?」
俺は直感的に嫌な感じがした。これでも勘は鋭い方だ。
「暇じゃねぇ」
「嘘つけ」
う、嘘なわけがないだろ。俺には本屋に行くという使命があるんだ。美優の言い出すことにかまってなどいられない。
「用事があるなら何か言ってみなよ」
「う……」
俺は言葉に詰まった。確かにここで本屋に行くと素直に言えば良いのだが、美優のことだ、俺個人の用事など撥ね退けるに決まっている。もっともらしい嘘をつかなければならない。それも俺個人だけでなく、他の人も絡んでいるよアピールをしなければ意味がない。俺は頭をフル回転させた。俺の頭はこういう時は猛烈なスピードで回転する。勉強のときは別だが。そして俺はもっともらしい嘘を思い付いた。
「午後は母さんに頼まれた買い物に行かなきゃならねぇーんだよ」
「ふーん。ホントかなー?」
美優は怪しい目で俺を見てきたが、ここで引くわけにはいかない。
「俺が買い物行かねぇと家族が困るの。だからお前とどうこうしてる暇はないの」
俺はそう言って上巻を本棚に戻した。美優は微妙な顔をしているが、言い返してこないということは俺の話を信じている。よし、これで厄介ごとからは解放される。平和な午後を送ることが出来る。俺はこれで自由だと思っていた。しかしその後、俺の部屋を台風が襲った。
「嘉。ご飯できたよ。午後は出掛けるんでしょ?」
母さんが俺の部屋に入ってきた。しかし入ってきたこと自体は問題ではない。問題なのは母さんの言った言葉だ。言い回しだ。
「おばさん、嘉どこ行くんですか?」
美優が母さんに聞いた。やめろ、それを聞くんじゃない。俺は母さんを注視していた。母さんはいつもの通りケロンとしている。
「あら、嘉から聞いてないの? この子本屋さんへ行くんですって」
母さん、俺の苦労を台無しにしてくれたね。俺はいったいどうなるのだろうか。あ、白い光が目の前に見える気がする。
「へー、本屋さんに……」
美優がゆっくりとこちらに顔を向ける。顔は笑っているが目が笑っていない。神様、俺はいったいどうなるのでしょう。
「早く来なさいよ。美優ちゃんの分もあるからね」
「ありがとうございます」
そのまま母さんは部屋から出ていった。これで俺を救ってくれる人が誰もいなくなった。ここに居るのは俺と美優の二人だけ。
「嘘ついたんだー」
美優は笑いながら俺の方に迫ってくる。俺は殺される、絶対この女に殺される。
「いや、これは…。色々あってだな……」
「問答無用!」
美優は俺をベッドに突き倒し、その上に馬乗りになった。美優の決して小さくもないが、かと言ってデカくもない尻が俺の腹の上に乗った。何回このようなことをやってきたか。しかしこれには慣れない。俺は呻き声を漏らした。
「あたしに付き合うよね、もちろん」
「バカ、どけ……」
「ふーん、そういうこと言うんだー」
そう言って美優は俺の両肩に手を掛けた。そして思いっきりツボを押す。
「わ、わかったから、やめろ……!」
こうなったら俺が白旗を振るしかない。俺は美優の攻撃になすすべもなく敗退した。
「それじゃ、あたしに付き合ってもらうからね」
満面の笑みを浮かべて美優は言う。俺はこいつの尻の感触なんてものを感じることもなく沈んだ。男としてこれは如何なものか。いつかこいつをぎゃふんと言わせてやる。俺は無駄だと知りながらも、美優の顔を見ながらそんなことを考えていた。
二時間前
俺は幼馴染の美優と出掛ける羽目になった。確かに出掛ける予定はあったが、それは本屋に限ったことだったはず。しかも一人で悠々と行くつもりだったのに、俺は結局美優にせかされて本屋でゆっくりすることは出来なかった。下巻を購入したら即退室。俺の自由は美優によってぶち壊された。恨むぞ、この野郎。
「どうせ本買うだけなんでしょ。けちけち言わないの」
「誰のせいだよ、誰の」
「そりゃー、嘉、自分のせいでしょ」
「う……」
俺は言い返せなくなった。なんて情けないんだ、俺。たかが嘘一つでこのざまだ。
「で、どこ行けってんだよ?」
「新しくできた喫茶店」
「新町のデパートの中にできたあれか?」
「そう」
「あそこやたら混んでんじゃねぇかよ」
「そうだよー。だから嘉が必要なんじゃん」
美優は悪戯っぽい笑みを浮かべて先に歩いていってしまった。いったい何を考えていやがる。俺はものすごく嫌な予感がしたが、ここで帰ったりしたら美優に殺されるから、帰るわけにはいかない。命は粗末にするもんじゃない。
俺は先程の喫茶店という考えが甘かったことに気が付いていた。新しい喫茶店。喫茶店と言えば、落ち着いたモダンな感じを誰もが想像する。しかしここは、修羅場だ。人が入口に集っている。外からは店の中が見えない。ここに行こうというのか。俺は身震いがした。武者震いと言いたいが、生憎そんなことではないようだ。
「ここに入んのか?」
「そうだよー」
美優はケロリと言う。そんなことをさも当然のように言うな。俺はもう一度ごった返す入口を見つめた。どう考えたってこれを突破することは出来ない。俺は唸った。そんな俺を尻目に、美優はとっとと店の前まで行き、待ちのリストに名前を入れてきた。
「サカグチって入れてきたからよろしくー」
それだけ言うと美優はどこかへ行こうとする。
「おい、お前どこ行くんだよ」
「あたしは買い物」
「待てよ、おい。それじゃあ俺は待ち要員かよ」
「そうだよ」
この女。幼馴染を待ち要員に使うとは。俺は何か言い返そうとしたが、既に美優ははるかかなたを歩いていた。
俺はひたすら呼ばれるのを待った。幸い時間潰しはあるから良いのだが、もう少し静かな環境で読みたいものだ。ほとんど集中できたものでない。周りがうるさすぎる。俺は周りを見回した。女、女、女……。女ばっかりじゃねえか。畜生。俺は心の中で悪態をついていた。美優の奴、俺をこんなところに置き去りにしやがって。後でたっぷり思い知らせてやる。俺が怒ると怖いことを、たっぷりと思い知らせてやる。何度目かの同じ考えを俺は頭の中に描いていた。
一時間半前
俺の名前が呼ばれたのは喫茶店なるものの前に来て一時間半経った頃だった。その頃には美優も戻ってきていた。いや、正確にはちょうど戻ってきた、と言うべきだろう。まるで計ったようにちょうど良い時間で帰ってきやがった。この女……。
「待機要員、ご苦労様」
笑いながら悪びれもせずに帰ってきた美優は、そのまま店に入っていった。仕方なく俺も後に続く。ここで帰ったら俺が待った意味がなくなる。どんな店かだけでも見てやろう。俺は美優の後について店の中に入ったが、中の様子は想像通りだった。女子ばかり。腐女子ばかり。下衆どもめ。俺は周囲を一瞥した。見事に男がいない。これはいったいどういうことか。ちらほらは確かに男子もいるが、こいつらと俺は違う。根本が違う。こいつらは腐女子の同伴、つまりリア充の奴等だ。しかし俺はリア充ではない。俺は犠牲者だ。ここが根本的に違う。俺は周囲の観察をしながら、美優の後をついていったが、美優がテーブルに着いたところで、俺も正面に座った。
「いったい何を注文すんだよ」
「パフェ」
美優は満面の笑みで一言。
「パフェだったら他のとこでも食えるだろ」
「ここのが良かったの。別に食べるのはあたしなんだしいいじゃん」
ごもっともな意見だ。俺は別にパフェを食べたいわけではない。むしろごめんだ。今そんな甘ったるいものなんて食ったら胸焼けがするに違いない。俺はおもむろにメニューを書いた冊子を開いた。俺の目が点になる。
「何だよ、この値段……」
「意外と高いんだよね、この店」
美優はさも何事もなかったかのように言う。こいつどこまで知ってんだ。俺は財布の中身を考え、一番損害が少ないであろうコーヒーを注文した。金額も味も問題ないだろう。たぶん。目の前の美優は……、やはりパフェ。こいつのポケットマネーがどうなっているのか疑問に思える。
「お前よくそんな金あるな」
「奢らないからね」
「別に奢ってほしいなんて言ってねぇよ」
美優はにやにやしながらお冷を口に運んだ。こいつの性格はどうにかならんのか。俺は、パフェをわくわくしながら待つ美優を眺めていた。
そして今 喫茶店
そして今、俺は目の前でパフェに頬張り付く美優を見ているわけだが、こいつの食う遅さには呆れる。昔から食うのが遅い奴だとは思っていたが、俺がコーヒーを飲み終わるまでに三分の一程しか食べ終わっていないのだ。どうしてそんなにのろくさ食えるんだ。のろい。食うのがのろい。
「お前食うのおせえよ」
「ゆっくり食べてるの!」
美優は頬を膨らませた。こういうところは妙にガキ臭い。小さいガキが身体だけ大人になったような奴だ。そんな奴が俺の目の前でパフェを頬張っている。いったい何なんだ。こいつは。しかし問題は、ガキの場合、途中で食べきれなくなるということだ。こいつに限ってそんなことはないと思うが……。
「ふー、結構量あるね、このパフェ」
「…………」
嫌な予感がする。
「少し食べる?」
「要らね」
俺は即答する。まさかとは思ったが、本当に食べきれなくなるとは。この場合、予想が的中しても笑うことは出来ない。
「何も即答しなくてもいいじゃん。嘉にあげようかと思ったんだよ」
「嘘つけ。お前絶対食い切れなくなったから俺に後処理させるつもりだろ」
俺は上目使いに見てくる美優を睨んだ。
「分かってるなら手伝ってよ」
「誰が。お前が注文したんだろ」
「ただで食べさせてあげるから」
美優は依然として俺を上目使いに見てくる。こいつの癖だ。何か頼みたいときにはこの手のやり口だ。俺はとことんまで嫌味を言ってやろうと口を開く。
「ったく。しょうがねぇーな」
違う。待て、俺の口。今のは間違いだ。俺はそんなことは思っていない。俺は食わないぞ。
「ホント!? ありがとー」
畜生。俺の口が勝手に。そんな俺の前にパフェの皿が流れてくる。目の前まで来るかと思いきや、少し手前で止まる。一瞬俺は美優の顔を見た。明らかに笑っている。何を考えてるんだ、こいつは。美優のスプーンを持つ手が止まっている。
「早くスプーンよこせよ」
「うーん……」
美優は何か思案気な顔で俺の方を見てくる。いったい何を考えていやがる、この女。俺は美優がどう出てくるかを待った。待つしかなかった。スプーンも手元に無いし。
「嘉、食べるって言ったよね?」
「言ったよ。やっぱりお前が食うなら俺は手出ししないけどな」
「いや、ちゃんとあげるよ」
美優はニコニコ、もといニカニカしながらスプーンの先をパフェに刺した。そして一杯すくうと、俺の口元に突き付けた。
「な、何だよ……」
「食べるんでしょ?」
「バカ野郎! 自分で食えるわ!」
「いいから黙って食べる」
俺の主張は通らないのか。美優はスプーンを俺の口に突っ込んだ。何なんだこいつは。
「食べさせてあげるんだから、文句言わずに食べる」
「この状況で文句を言わないやつはいないだろ!」
俺の主張は口に突っ込まれたスプーンに遮られた。俺は抵抗するのもあきらめるしかない。下手に抵抗したりしたら、顔面生クリーンになりかねない。そんなのはごめんだ。俺は美優がすくってよこすパフェを食べていた。せめてもう一本スプーンが欲しい。店員を呼ぼうか……。しかし美優はやたら楽しそうに俺にパフェを食わせている。その何とも屈託のない笑顔を壊したくもない気がする。結局のところ、俺はバカなのだ。
帰り道
俺はパフェのおかげで少しばかり膨れた腹で帰路についていた。日は若干傾いている。空も赤みを帯びだした。行きの時と同じ道を今度は家に向けて戻る。同じ道だけに景色は変わりようがない。強いて言えば、行きの時ははしゃいでいた美優が俺の後ろをとぼとぼ付いてきていることぐらいか。店での勢いはどこへやら。美優は俺よりも歩調が遅れている。足音が少しずつ遠くなっていく。俺はその度に立ち止まって美優が追い付くのを待つ。しかし俺は絶対に振り向かない。振り向いたら負けな気がするからだ。深い意味はない。
しかし俺の後ろの足音は以前遠いままだ。あまりにも追い付くのが遅い。じれったい。早くここまで来いよ。俺はただ立ち止まっていたが、遂に我慢できなくなった。俺は振り向いた。美優ははるか先を俯いてとぼとぼと歩いている。店に居た時の勢いやらテンションやらはどこへいったのか。美優はふらふらと歩いてくる。やっと俺のところまで来るのに、何分も掛けて歩いてくる。
「食い過ぎて腹が重くなったか」
俺はやっと辿り着いた美優に嫌味に声を掛けたが、美優は首を横に振るばかりで何も言い返してこない。
「調子でも悪いのか?」
さすがの俺も心配になって尋ねた。明らかに反応がおかしい。いつもの美優なら殴ってくるぐらいのはずなのに。
「……疲れた……。眠い……」
目を擦りながら顔を上げた美優はトロンとした目で俺を見た。ちくしょう。心配してやればこれだ。眠いだけかよ。俺は心中で悪態をついた。疲れたってのはお前がバカ騒ぎするからだろ。
「はー……」
俺は溜息をついていた。どうする。このまま歩くか。こいつをこのままにして。それとも負ぶってやるか。いや待て、俺はこいつにどれ程振り回されたかを思い出せ。俺がここでこいつに掛けてやる義理はないはずだ。俺は目の前でうつらうつらしている幼馴染を見ていた。
「はー……」
もう一度俺は大きく溜息をして腰を落とした。
「ほれ、背中乗れ」
「ほえ……?」
「負ぶってやるから、乗れ」
「いいの?」
「さっさとしろ。乗らないなら置いてくからな」
美優はゆっくりと俺の背中にもたれ掛かってきた。俺は美優が背中に身を寄せたことを確認して、立ち上がった。美優は思ったよりも軽かった。腹に乗られている時よりも、全然軽い。
「まったく。世話の焼ける奴だな、お前は」
「ごめんねー。でも、うれしいな……」
俺は美優を背負って道を歩き続けた。まっすぐ帰るつもりが、とんだ寄り道をすることになっちまった。俺は背中で寝息を立てている幼馴染を見やった。安心しきった顔してやがる。いつもだったら殴ってやりたい程なのに、こういう時は何も出来ねぇ。ただこの顔を見ていたくて、この顔になってほしくて。やっぱり俺はバカだ。こんな女なのに、結局俺はこいつのことが好きなんじゃねぇか。俺は背中の幼馴染をもう一度見た。幸せそうな顔をしている幼馴染の顔を、俺は見つめていた。
思い立って書いたものです。そのためドタバタと終わります。続きも考え、連載にしようかとも考えましたが、ダラダラと続くのも嫌なので短編ということで投稿させていただきました。もっとも、短編と言える長さなのかは微妙なところですが…。
もちろん物語の内容はすべてフィクションであり、実際の人とは何ら関係ありません。しかし主人公の視点には、私自身の偏見が多く盛り込まれています。あまり女性をよく言っていない面も多々あり、人によっては快いとは思えないかもしれませんが、一考え方として受け止めてもらえたら幸いです。
※加筆修正版
最後まで一読していただき、ありがとうございました。もしよろしければ、お気づきの点、感想等をいただけるとたすかります。今後の活動の参考とさせていただきます。