とある思い出の日々を
掲載日:2026/04/02
遠ざかる思いばかりが先行した
電車を選んだのは
今日がしばらく最後の風景ではなく
車の調子が悪いわけでもない
窓の外は
相変わらず、おだやかな海を映し出してて
僕を含めた、
みんながほほえみを返していた
そのぶん、眩しく見え始めたのは
きっと、嘘ではないはず
やがて、僕はキミが住む街から
離れてゆく・・
昨夜、そんな夢を見て
ハッとして目が覚めた
まだ、夜明け前の時間に
キミへの思いが
きっと強すぎるんだ
あらためて言うけど
そうじゃなかったら
こんなときに
涙なんか流さないんだろう・・
ホームに降り立って
このままじゃいけないよと
遠ざかる思いを
両手いっぱい伸ばしては
引き寄せてみた




