表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

梅雨の呪い

作者: 本羽 香那

ホラー風の詩にしようと思ったら、全く怖くなりませんでした。

ホラーにならずにすみません。


 梅雨の時期になると怖くなる自分がいる

 何故ならこの時期になると

 いつも物騒なことを考えてしまうから



 梅雨と言えばカタツムリ

 ブロック塀の上を歩いていると

 ブロック塀を破壊しようとしている

 ……なんて考えてしまう

 本当はただ自分の殻を形成するために

 ほんの少しだけ齧っているだけなのにね


 梅雨と言えば紫陽花

 多くが紫色なのに少し青色が混じっていると

 下には死体が埋まっている

 ……なんて考えてしまう

 本当はただ土壌のpHで

 酸性は青 中性は紫 アルカリ性は赤

 と色が変わるだけなのにね


 梅雨と言えば梅の実

 このまま手に取って口にすれば

 青酸中毒を起こして死ぬかも

 ……なんて考えてしまう

 本当は300個ぐらい食べないと

 深刻な問題にはならないのにね

 

 

 ああどうして梅雨の時期になると

 こんな変なことばかり考えてしまうのだろうか

 ただでさえ雨が続いてジメジメとして

 憂鬱な気持ちだというのに

 こんな気分になるのがきっと梅雨の本当の呪い

 だからそんな梅雨の呪いにかけられた私は

 梅雨が怖くて仕方がないのだ

 

 

〈注意書き〉

梅は種子にアミグダリンという青酸の毒が多く含まれており、これを大量に摂取すると中毒が起こります。

普通では起こりえませんが、生の種子をそのままで食べると危険性があるため、基本は生のままで食べるのは避けて梅干しや梅酒などの加工されたものをお召し上がりください。

生の種子を食べるのは厳禁です。

生の実も多少なりとも入っているのでオススメはしません。


またカタツムリに関してですが、酷い症状(最悪のケース死亡してしまうことも)が出てしまう寄生虫を持つカタツムリもいるため、触らないようにしてください。

せっかくカタツムリを話題に挙がったので、書かせていただきました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
読ませていただきました。 梅雨は、なんとなく気持ちが滅入りがちになります。 いろんな事かマイナスに見えちゃう時ではありますよね。 なるへそ〜。 昔、カタツムリって、可愛いって思っていたのに、大人に…
呪いという発想、面白いです。梅雨のことを考えると、玉子が先かニワトリが先かみたいに思えてきます。天気が悪いから憂鬱なのか、憂鬱だからと梅雨に結び付けるのか。呪いだとしたら、また考えが変わってきますね。…
一説ではスモモみたいな味がするらしい梅の実ですが、確かに生食は怖いですね。 青酸配糖体という糖と青酸が結合した物質が人体には良くないようですね。 青梅の種には青酸配糖体が果肉に比べ10~20倍も含まれ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ