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短編集『ことばのくすり』

君に会えたら

作者: 彩奈祗




眠たいような

まだ起きてたいような

深夜の薄明かり

寝そべったまま




まどろみの中で

君と何を話そうか

考えては上書きを繰り返す

無重力なセリフのダンス




自分でも笑っちゃうような

まったくセンスがない

歯がゆい言葉の羅列

イメージの中ではカンペキなのに

君を前にしたらきっと忘れちゃってる




君に言いたいことは

こんなにも溢れてるんだけど

きっと、それら全部を端折って

ぎゅっとしたらつまりやっぱり




いちいち遠回りな言葉を並べるまでもなく

『好き』って一言で

片付いてしまうんだろうなって気付いた




落ちていく夢の中




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― 新着の感想 ―
[良い点] まどろみの中で上書きを繰り返す、無重力なセリフのダンス、という言葉が頭の中を物語っていますね。そして、言葉の羅列よりも、一言で、というところが心に残りました。 ラスト一行もとても印象的で…
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