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ジョージの大冒険  作者: 海山雷魚
1/7

アナザーワールド

2ヶ月後・・


「いきなりですが、ジョージ君が行方不明になりました」


先生の一言で教室が静まり返った。

少しの間の後、みんな騒ぎ出した。

「静かに!警察はすでに捜査を開始しているんです。ジョージ君にもきっとまた会えます

 よ。」

  


 一方その頃・・・



 ジョージは石造りの町に立っていた。

俺は知識から、ローマなどの都市にいるのだと思ったが、武器や防具が売られていること

から、現代ではないと見た。


町を見渡すと、見たこともない人や動物、見たこともない文字が書かれた看板があ

った。


俺はまず、食べ物を求めた。

なぜここにいるのだという疑問よりも、2日間何も食べていないときにおこるような空腹

が勝ったのだ。しばらく歩いていると、果実や野菜が並んだ店があった。


「さあさあどんどん買っていってくれ!」

数十人の客と共に迎えられた気がした。しかし俺はいま、金がない。

「あの 何か食べ物をくれませんか?」

いつもより小さく、元気のない声で俺は言った。

「なに?食べ物をタダで?こっちは商売なんだ。金がないなら帰った帰った!」

店主は俺に言った。諦めてため息をつき、店から出ようとした。  その時。

「おい待てよ!」

店主が俺に向かって言った。そしてまじまじと俺の瞳を見た。

「元気ねえなあ。これでも食って元気だしな!」

店主は俺の手に赤い果実を乗せた。

林檎だ! 

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