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今度はパトリックの問いに再び二度光る。
「まって!それならオレは置いて行った方がいい。じゃないとメル君の負担が大きすぎるよぉ!!」
蝶は一度だけ光った。
アクセルの意見はメルヴィンによって、却下される。
「クッソ!!メル君、これ、絶対オレに有無を言わせないために通信機能の一部を排除したでしょ?!」
シーンと蝶は無反応のままグントラムの肩に止まった、無言の肯定。
これが先程アランの一部間違っていた真実である。
通信機能全てを排除していたら、そもそも二択だけの会話とはいえソレは成立していないのだ。
「ちょっと、メル君?!」
『四の五の言っている場合じゃない!!』というメルヴィンの気持ちを代弁をするように、アクセルの肩の蝶が一度彼の頭を小突く。
「痛っ・・・怪我人に酷くない?!」
喚くアクセルを無視してそれぞれを転移させるために魔法陣が起動を始めた。




