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何度かそれを繰り返し、野営地全体に結界を張る。
攻撃魔法と物理攻撃を防ぐための結界だ。
「よし、野営地はこれでいいな・・・後は彼らが無事だといいんだが・・・」
ボソリと呟くメルヴィンは、目を閉じて道化師がまだ居る可能性を考え、最小限に威力を抑え込んだ探査の魔法をこの先にある森の中にへと放つ。
自身の魔力を探り、森の奥深く、サバナの町からある程度の距離を取った場所に何かが複数居た。
同時に懐から自身の硝子式である水晶を削り出して造った蝶を四つ程取り出すと全てに魔力を多めに込める。
「物理攻撃と、魔法攻撃を無効にする術式を込めて・・・後は転移魔法陣を組みなおして・・・」
小さな蝶達の中に、いつも使っているものとは違う術式を上書きし、メルヴィンは硝子式を放した。
転移魔法陣を発動させ、蝶達はその場から姿を消す。
式の視界をジャックし、無事南門付近の森に転移出来たことを見届けると、メルヴィンは一息ついた。
そうして、傷病者の治療用にと立てたテントの横に俯き座り込んでいるエリザの傍にへと向かう。
「大丈夫ですか?エリザ嬢」
「メルヴィン様・・・」
「お隣、失礼しますね」
そう先に断って、メルヴィンは彼女の隣に座った。




