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ふいに聞こえた声と共に、何かが空から降ってきた。
「いっちゃん!リン君!」
スタッと華麗な着地をして見せるリンドウに乗ったイツキである。
「お迎えに上がりました。アクセル殿」
「え?だって、護衛は?!」
「皆無事に門を抜けましたよ。後は四人で大丈夫だから隊長を迎えに行って欲しいとアランさんに頼まれまして」
「そっかぁ・・・ねぇ?いっちゃん、正直に言っていーい?」
「どうぞ?」
「助かったァ~!!もう、むりぃ!!」
「あいはい。選手交代ですね。リンドウ、カークランド様を乗せてあげて?」
〖分かった〗
ヒラリとリンドウの背から飛び降り、アクセルを背に庇う様に立ったイツキは、ズラリと自分の背後に騎士団共通の硝子式をニ十個程飛ばして並べた。
「スグに終わらせてやる・・・」
スッと表情を消して本気モードになった彼女はさっさと終わらせるべく硝子式を操り魔獣討伐を開始した。




