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「アクセルが今戦ってるのは、魔獣か?」
“うん。オレといっちゃんと部下が生き残りの住民を保護、護衛しながら町の外に逃がしている途中だね”
「師匠は?」
“ラムくんが道化師を抑えてくれているんだよ、っと”
「ぐぅ・・・でも、それが一番安全か・・・生き残った住民はどのくらいいる?」
“分からない。でも、町の惨状からしても多分・・・そんなに、居ないと思う・・・”
歯切れの悪いアクセルの返答に、シュテンの眉間にしわが寄る。
「分かった。こっちは難民の受け入れ態勢を整えとく。サバナからウチまでの中間地点に、迎えもやる」
“助かるよ!”
「だから、アクセル・・・」
“うん?”
「八人誰も欠けるな。全員で帰ってこい。命令だ」
ギュッと爪が掌に食い込むほど強く両の手を握りしめ、シュテンは調査隊にへと命令を下した。
“あはっ。任せて。詳しい話は帰ってからするよー”
明るく返答し、アクセルの方から通信が切れる。
シュテンの八人発言は敢えてです。
因みにリンドウが八人目。
小説だった件を読んでいる方は
理由がわかるかもです・・・。




