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「んぁ?嗚呼、そうそう。忘れてた!」
ちゃんと要件もあったんだよ!っと言いながら、ごそごそと着ているローブのポケットから注文書を取り出す。
「騎士団用の式の追加発注ですか?」
「いや、それは先月済ませた。今日は俺個人の依頼」
「と、おっしゃいますと?」
「俺の鴉をさ、予備も含めてあと五個欲しいんだよね」
「五個・・・それはまた多いですね?」
「うん。でもこの後多分必要になるからさ・・・急がなくていいからお願い!!」
シュテンはそう言いつつパンッ!と両手を顔の前で合わせ、ね?っと小首を傾げてお願いしてみた。
「サイズは小さくても構わないんだ。お願いできる?」
「はい。もちろんです」
シュテンの持ってきた注文書を受け取り、アサギはニッコリと微笑む。
「五個とも出来上がってからお持ちしますか?」
「んー・・・どうしよっかな?取り敢えず、一個は出来上がり次第、残りは纏めてでお願い。っていうか、出来たの教えてくれれば取りに来るよ?」




