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『冒険の書』  作者: テープコーン
第1部 魔王と魔眼持ちエルフ
81/110

2-48

 


「んぁ?嗚呼、そうそう。忘れてた!」



ちゃんと要件もあったんだよ!っと言いながら、ごそごそと着ているローブのポケットから注文書を取り出す。



「騎士団用の式の追加発注ですか?」


「いや、それは先月済ませた。今日は俺個人の依頼」


「と、おっしゃいますと?」


「俺の鴉をさ、予備も含めてあと五個欲しいんだよね」


「五個・・・それはまた多いですね?」


「うん。でもこの後多分必要になるからさ・・・急がなくていいからお願い!!」



シュテンはそう言いつつパンッ!と両手を顔の前で合わせ、ね?っと小首を傾げてお願いしてみた。



「サイズは小さくても構わないんだ。お願いできる?」


「はい。もちろんです」



シュテンの持ってきた注文書を受け取り、アサギはニッコリと微笑む。



「五個とも出来上がってからお持ちしますか?」


「んー・・・どうしよっかな?取り敢えず、一個は出来上がり次第、残りは纏めてでお願い。っていうか、出来たの教えてくれれば取りに来るよ?」


 

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