65/110
2-32
「アレ?バレた??でも、ほら。メルメルって言った時のメル君の反応も面白いし?」
「つまり?」
「ワザとやってるー!」
「なお悪いわ!!」
「おっと。メル君が素になった」
「・・・あ・・・すみません、つい・・・」
ケラケラと笑うアクセルに、メルヴィンは思わずシュテンの時のように素で突っ込みを入れてしまう。
「まぁ、それは良いんだけど・・・エリザ連れてきたから、メル君魔法陣解除していいよ?」
「兄様、あまりメルヴィン様を困らせては駄目ですよ」
「あはは。ごめん」
アクセルの後ろから出てきたエリザに窘められ、彼は悪戯が成功した子供のような顔で謝った。
最も、表情で分かる通り「悪い」とは微塵も思ってないようだが・・・。
それに対してメルヴィンは溜息を吐くと、苦笑しながら言う。
「エリザ嬢も来て下さったんですね。助かります。が、残念ながらアレを出してるのは僕じゃないんですよね」
「え~?そうなん?じゃァ」
そう言ってアクセルの視線がリンドウと戯れるイツキに移る。




