表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『冒険の書』  作者: テープコーン
第1部 魔王と魔眼持ちエルフ
64/110

2-31

 


回復中のシュテンの隣に座り、メルヴィンは彼の容態を確認する。


『鑑定』を使って現在の状態を確認すると、魔力切れにはなっているもののイツキの言う通り、上手く気持ちの発散は出来たらしい。


安堵の溜息を吐いたメルヴィンは、シュテンが起きるまでの間、隣で仕事の書類に目を通そうと、アイテム袋としての術式を入れてある手袋を右手に嵌めて魔力を流し込んだ。


右手の平にある魔法陣に左手を入れるとカサリと書類の束が出てくる。


書類を一枚一枚丁寧に読み、自身のサインを入れては手袋に戻していく。



「うっへぇ・・・こんな時でもオシゴトすんの?メルさん、マジ『ワーカーホリック』!」


「誰がワーカーホリックか!僕も好きで仕事してるんじゃない。やらないと次に進めないから仕方なくやってるんです!」



イツキの担当していた区画の整備が終わったらしく、彼女はメルヴィンの隣に座ると近くにやってきたリンドウを撫でながらそう言って眉間にシワを寄せた。

その心底嫌そうな顔に、メルヴィンは溜息を吐きながらツッコミを入れつつ返す。


ふと手元の書類に影が落ち、メルヴィンは顔を上げた。



「みーつけたっ!あんまり魔力使うと、後でまたシュー君に怒られるよ?メルメル~」


「・・・その呼び方、止めてくださいと何時も言ってますよね?アクセル殿」


「うん。そうだねー。オレ、記憶力あんまりよくないから、何時も言われるまで忘れちゃうんだよね」


「忘れないで下さい」


「う~ん、それはちょっと無理かなぁ?」


「何故です?アクセル殿、普段は記憶力いいでしょうに」


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ