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フレアを放つメルヴィンの攻撃に対応しようとして放ったシュテンの攻撃魔法。
何を出したかったのかはわからないが、それは攻撃魔法にへと変換される前の純粋な魔力の塊のままメルヴィンのフレア全てと衝突し、爆発。
地面に大きなクレーターが出来上がった。
そしてシュテンはメルヴィンの目論見通り、そのまま魔力切れになったのだ。
咄嗟にシュテンを連れて爆発の中心部から逃げ出したメルヴィンのおかげで、被害は地面だけで済んでいる。
また、彼とイツキが張っていた結界の影響も大きいため、地面が抉れる程度のもので済んでいるのだ。
「マジか・・・これ、食らってたら僕だけじゃなくて、頑丈なアルもただじゃ済まないレベルだぞ?」
「メルさん、言っていい?」
「嫌な予感がしますけど、どうぞ?」
「今の爆発で、自分の張った結界が二枚消し飛んだ・・・」
「・・・嘘ですよね?」
「いんや、マジだよ。大マジです。なんつー威力だよ。始める前にメルさんが結界追加しといてくれなかったらヤバかったかも」
「全く・・・アルだって、僕のこと言えないじゃないか!」
はぁっと溜息を吐きながら訓練場を綺麗に修復するべく魔力を回す。
イツキに手伝って貰いながら元のように綺麗に地面を整備、魔法によって出来た焦げ跡や氷等の残骸を処分し、それが終わるとメルヴィンは周囲に張った結界をイツキの諸共全て解除した。
「はぁー。少し疲れた。でもこれで多少は発散出来たかな?」
「十分だと思うよ?」




