表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『冒険の書』  作者: テープコーン
第1部 魔王と魔眼持ちエルフ
53/110

2-20

 


操られていたとはいえ、他領の領主の私兵を殺したのだのだから、何らかの処罰が下されると思ったのだろう。



「あれは、しょうがないよ。守れなかった俺にも責はあるし、彼らの家族から責められるのは俺の役目だから、ルークは気にしなくていい。悪いのは道化師であって、君じゃない。それに幻影とはいえ、俺の部下を殺した時は完全に道化師の姿だったからね。アイツを恨みはしても、君に恨みはないよ。見ず知らずの俺の兵の事を思って心を痛めてくれるだけで充分奴らも浮かばれるさ・・・寧ろ、此方も知らなかっとはいえ、危うくルークを傷つけるところだったし」



お互い様だと言って慰めるシュテンはポンポンと優しくルークの肩を叩く。



「ルークは暫くウチで休んで行きな。そのあいだにウチからサバナに偵察隊を出す。道化師は此処よりもずっと東から来たと言っていたから、今サバナに帰るのは危険だと思う。何もなければいいけど、ルークが操られた場所がサバナの近くの林なら、警戒するに越したことはないからね・・・その間この部屋は好きに使ってくれていいし。領門から出なければ、ウチの街をフラつくのもアリだよ。とは言っても、ウチの名産ガラス細工しかないんだけどね。別の領地は農業とか?まぁ何にしても面白いものでは無いかもだけど」



そう一気にまくしたて、シュテンはニッコリと笑うと、そろそろ仕事しないとそこのエルフに怒られるからもう行くね?とこっそりルークに告げて、視線でメルヴィンを示す。



「・・・お時間、取らせて申し訳ないです・・・あと、昨日と今後のことも・・・」


「・・・また何か思い出したら教えほしい。今は取り敢えずそれで充分かな」



そう言ってシュテンはルークの部屋を後にした。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ