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「・・・全く、出て行く時まで騒がしい奴らだよ、ほんと」
「ふふ。本当に心配なんですよ。シューちゃんはメルヴィン様が大好きですからね」
「じゃれ合いは余所でやってほしい・・・」
「じゃぁ代わりに自分とじゃれ合いますか?」
「いや、何故そうなる?そもそも何の代わりだ。何の」
「まぁまぁ。それでは私も失礼致しますね?ルートヴィッヒ様、いっちゃん。くれぐれも無理はされないように」
「安心しろ。俺はメルヴィン程ワーカーホリックじゃないし、今はそんな体力もないよ。寝てる途中で起こされたし。ついでにイツキはちゃんと監視しとくから安心するといい」
「え、自分監視対象なの?」
「お前も十分ワーカーホリックだろう?目を離すと何をしでかすか分からんのも要因だぞ?よって、さっきの話じゃないが、じゃれ合いよりもお前を抱き枕にすることにした」
「いや、どんな理屈?」
「抱き枕にしてれば俺が寝てても逃げられんだろう?」
「成程。それなら大丈夫ですね。お二人ともユックリお休み下さい。何かあればいつでもお呼び下さいね」
「え?え???」
先程の実験によって血塗れになったシーツを回収し、新しいものと取り換えてからエリザも退出していった。
困惑するイツキはグントラムに抱き上げられ、一緒のベッドに引きずり込まれる。
そうして文字通りの抱き枕にされるのだった。
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