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「「師匠!/グントラム?!」」
イツキの起きちゃうと言う制止の途中で、話題の本人が口を開く。
ベッドで胡坐をかき、頬杖をつきながらグントラムが二人のやり取りを眺めていた。
「師匠、よかった!大丈夫?生きてる?死んでない?何ともない?ちゃんと起きれる??」
「落ち着いてください。アルヘイム様、言っていることがめちゃくちゃです」
「そうよ?シューちゃん、落ち着いて」
「本当にな?大体、『生きてる?』と『死んでない?』ってどういう質問だ?意味は同じだろ。つか、死んでたら今こうして起きてない。そもそも、俺は死ねないらしいしな」
そう言うグントラムに、周囲は口をつぐむ。
重苦しくなる空気の中、彼は一人、くぁっと大きな口で欠伸をし、周囲の空気をガン無視しながらメルヴィンに問うた。
「・・・それで?寝ている男の身体ん中を覗き見た感想はどうだ?」
「・・・妙な言い方しないで欲しいですね・・・詳しくはわからない・・・だが、あの時見た魔法陣から出てきたあの文字の羅列がグントラムの中にある」
「さっき、お前らの喧嘩の元になってた心臓が縛られている云々ってアレか?」
「む?アレは俺悪くないもん」




