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「・・・アルとメルさんが煩いから自分は起きましたけど?」
「「イツキ!!」」
「あら?」
大きな欠伸と共に起き上がったイツキ。
「起きて大丈夫なんですか?」
「え?何?メルさん、そっくりそのままそのセリフをお返ししますけど?」
「問題ないです」
「即答できるとこが怖ぇ・・・マジ、化け物じゃん」
「だよね?!お前もそう思うよね?!俺間違ってないよね?!」
「どいつもこいつも失礼ですね?!僕の何処が化け物なんですか!?」
こうしてくれる!とメルヴィンに両頬を抓られ、引っ張られるイツキ。
「いひゃい!いひゃい!!ほへんははい!!」
「・・・まぁ良いでしょう。話を戻します。今のところグントラムの容態に変化はなさそうですが・・・問題は、『道化師』にかけられた呪いの方ですね・・・」
イツキの隣のベッドに横たわるグントラムをジッと見つめ、メルヴィンは自身の両目に魔法陣を展開する。
グントラムに掛けられた呪いの実態を確認するためだ。




