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シュテンの提案に二人がそう答えれば、彼はそれでも構わないと頷いた。
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アルヘイム領外 東の森
「うっわ・・・」
「これは・・・」
「かなりえげつないな」
「うぇっ」
〖・・・・・〗
順にシュテン、メルヴィン、グントラム、イツキ、リンドウの感想である。
彼らの目の前に広がるのは正に地獄絵図、ペンキを何度もぶちまけた様な赤の中に転がる無数の魔獣の死体。
種類も大きさも様々なその死体にはどれも頭が無かった。
リンドウの眉間にシワが寄る。
「これでもある程度は片付けたのですが、その・・・数が・・・」
「嗚呼。わかってるよ。やっぱり他の小隊を連れてきて正解だった」
申し訳なさそうに告げる兵士に、シュテンは苦笑して答える。




