表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『冒険の書』  作者: テープコーン
第1部 魔王と魔眼持ちエルフ
10/110

1-3

 


それを聞いて満足そうに頷き、シュテンは意気揚々と体を起こして先程投げ捨てた書類を手に取った。

小さく溜息をつき、仕事を再開してくれたことに安堵しながら「そう言えば、」とメルヴィンは先程シュテンが途中で止めた話を思い出す。



「そういえば、アルはさっき何を言いかけたんだ?」


「ん?嗚呼、そうそう・・・お前んトコ、子供生まれたんだって?」


「・・・よく知ってるな?アルにはこの仕事が終わった後に報告する予定だったんだが・・・」


「え・・・マジで?自分初耳なんですけど?」


「そりゃそうだろ。今初めて言ったし・・・で、アルは何で知ってるんだ?」



驚きを隠せないイツキに、肩を竦め乍らメルヴィンは答えた。

そうしてそのまま視線をシュテンに移し、問いの返答を求める。



「さっき師匠から聞いた」


「グントラム様ですか?」


「あー、あのおっさんか・・・」


「いやいや、師匠もメルにだけは『おっさん』呼ばわりされたくないと思うぞ?エルフどの」


「そうか?僕なんかまだまだ百十歳程度しか生きてない若造ですけども?人間でいうとこの青年ですけども?」


「それでも人間から見たら百十歳はジーサンだよ、メル。それより、お祝いに何か欲しいものある?」



話が長くなりそうだと察したシュテンは、先手を打って話題をすり替えた。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ