モモ・タロウ
オージィ・サンは夜魔へシヴァ狩りに、オリヴァ・サンは火輪へ宣託に出かけた。
その火輪の上流階級から大いなるモモがドンと、ブラコンという罪名で下りてきた。
その後、大いなるモモは、モモ・タロウを産んで亡くなった。
オージィ・サンは夜魔へ行ったきり戻ってこなかった。
彼はオニとなり、夜魔にてオニが死魔を築いた。
こんな噂がまことしやかにささやかれている。
大きくなったモモ・タロウは、オニが死魔を討伐しようと考えた。
オリヴァ・サンは彼のために鬼備弾・護を準備した。
進発したモモ・タロウは、途中でサル、イヌ、キジの三人に出会った。
彼は彼らに鬼備弾・護を分け与えた。
これによって力が上がった彼らは、オニが死魔へ侵入した。
そして死闘の末、オニとなったオージィ・サンを討ち果たした。
オニが死魔には、オージィ・サンのため込んだシヴァがあった。
これを火輪へ持ち帰り、大いなるタカラを得た。
その後、大いなるタカラは、タカラ・タロウを産んで亡くなった。
サンの一族は、長く栄えたそうだ。
うろ覚えだが、こんな昔話だったと思う。