終演の後にて語る
:1
みな死んだ。
家族も、友達もみんな。
自分には逃げ回ることしかできなかった。
自分はいかに無力なのだろうか。
今ここで自害しても、壊れた何もない世界は当然のごとく流れ続ける。
私は後生が笑って生きる世界を見届け、安心して死ぬことが望みであった。
それを根底から奪われた。
幸いなことに時間はある。これの原因なる人物をつきとめ、
出来ることなら復讐をしたい。それには力をつけなければ
━━さあ、まずは何をしようか。
ここに桜花 羽木戸の物語が終わり、
そして始まった。
:2
今回は失敗した。
死を与えるだけでは無へとは還らない。
やはり根底から壊す必要がある。
“無”とは何も始まらない代わりに、何も終わらない。
そこに救済がある。
何の苦しみも無く、安心して死ぬことができる世界を創り出してみせる。
それに今回は予期せぬ収穫があった。
神無月 撫子 白鳥 雪
根元破壊の能力者たちだ。
また新たな時が刻まれるまで、彼女らをどう使っていくか考えながら
━━さあ、眠るとしよう。
ここに桜花 羽木戸の物語が始まり、
そして終わった。
お粗末さまでした。
主人公桜花羽木戸の登場です。二回羽木戸が出てきてるけど気にすんな。
さて、どうだったでしょうか。意味不明でしたよね。私もそう思います。
でも、コメントをもらえるとうれしいです。きっと小躍りなんかしちゃいますよ!