Part2.結論、いきさつ、はじめのいっぽ
ここがぬけては……。
2019.05.13.18:03
ステップ1.の末尾
※すでに『けっこう装飾ついた文章があるんだがっ!』という場合は、それと同内容のかんたんな文章を、チェックように用意します。
を追記いたしました。申し訳ありませんでした!!
2019.05.14 09:18
ご指摘ありがとうございます!
わかれる→分かれる
と修正させていただきました。
では、いきなり結論ドン!
自分の文章が、他の人にもわかるものになってるかを――
『他人の目で読む』以外でチェック&改良する――
これは、可能と考えられます!
ステップ1.
『ちょっとのことだけを』
『かんたんなことばで、ひとつずつ』
『さんかいは、くりかえす』(←知識や手順とか以外)
(『これなら分かれる三つの特徴(これ三)』)
これを満たすようにした文章を書く!
(※すでに『けっこう装飾ついた文章があるんだがっ!』という場合は、それと同内容のかんたんな文章を、チェックように用意します。20190513.18:03追記)
ステップ2.
『1トピック一本道』形式のチェック図に、情報を拾ってならべる。
それぞれの情報が矛盾してないか、ごちゃごちゃじゃないかチェック&修正!
全部かきあがったら『これ三』ができてるか、それぞれの記述をもう一度チェック&修正!
ステップ3.
『統一表記一覧表』をつくり、表記ゆれを駆逐する。
ステップ4.
想定問答をぶつけてみる(できるだけ、あまのじゃくに)
* * * * *
なんで、こんなことを考えたのか?
いきさつをお話しましょう。
私の話は、わかりにくいことがけっこうある、らしい。
自作小説をはじめとした文章でも、わからないところが散見されている、らしい。
この「らしい」というのが問題だ――つまり、どこがわかりにくいのか、どうわかりにくいのか、自分ではよくわからず、つねに対処に苦労するのだ。
こうした場合には、他の人に読んでもらうのがよい、といわれている。
会社とかでは「クロスチェック」というのをやるらしい。
ほかのひとに読んでもらって、意見を聞くのだ。
論文とかかくときは、絶対にこれをやる。
すると、わかりにくいとこや、まちがってるとこが、かならず浮かび上がってくるという。
自作小説においても、他の方に読んでいただき、ご指摘をいただいて直すとがぜん、わかりやすくなるということが実際にあった。
だが、最初からそれに丸投げではいけない。そもそも自分でも、最低限のチェックができないと、それこそ『お話にならない』。
そこで、よく言われているように、少し期間をおいて再読するのだが、効果はあまりない。自作の文章はだいたい覚えてしまい、しかもなかなか忘れられないためだ。
別のソフトやブラウザに貼り付けてみて読むのも、見る目が変わってよいといわれている。だがそこでわかったのも結局、枝葉末節のミスにとどまっている。
文章全体でのわかりづらいところを見つけ出し、修正するまでには至らないのが現状だ。
困った。マジ、困った。
ここは、どうにか別のアプローチを取らねばならない。
私の頭の中と、いま手元にある書籍には、残念ながらその情報がない。
そのためとりあえずネットで調べたが、ずばりがみつからない。
というか、具体的に、いまあるこの文章、わかりやすいかわかりにくいか。どこがどうして、わかりづらいのか。チェックするにはどーすりゃいーのよ! と、ピンとこないのだ。
誤字脱字、用語のチェックは、文章校正ソフトでできるようだ。
説明のための記事や、ビジネス文書のかきかたなら、テンプレートがある程度ある。
しかし、10万字をこえる小説、その内容については、どうすればいいのか?
そこに隠れた「わからない」ポイントを、正攻法以外の方法で洗い出すには、どうしたらいいのか?
『押して駄目なら、引いてみろ』。
そのものずばりに調べ当たらないなら、自分で少し考えてみよう。
そう思ったのが、この文章を書くに至ったきっかけです。
* * * * *
では、本題に入ろう。
10万字をこえる自作小説における「わかる」「わからない」のチェック方法――それをさぐるために、絶対確実に利用可能な情報はなにか。
普遍的な、すなわち、本質的な情報はなにか。
もっとかんたんにいえば、『いつ・どこ・誰・何に/なんで』に左右されないですむものは、なんだろう?
それは「わかる」「わからない」ということ、そのものではなかろうか。
これらはいつでも・どこでも・誰にでも起きる現象である。
なおかつ、きっかけとなる情報を選ばない。
その考えに基づいてまず、「わかる」「わからない」そのものについて分析し、そのさきを探ってみることとした。