魔王戦(後)
戦わないようにするのも戦いだ by揮灑樟
「強行突破」それは古来から伝わる立派な策である
そう、決して自爆や脳筋ではない
「立派な策なんだからな!」
「「「いきなりなにをいってるんだ」」」
…心の声が漏れていたようだ
まぁいい、しかし強行突破と行っても生身で行けばやられるのは確実
相手の注意を逸らさないと、しかし注意をそらすにしてもどうすれば…まてよここは城の中つまりは室内だそしてここには窓と呼べるような大きな穴はない
よし作戦は決まったしかし問題がある一つは俺がまだ使っていない魔法を新たに使えるかということ
そしてこれはミネとニードも巻き込むということ
二人が巻き込まれるのを承知でもできるが後で怒られるだろう…生きていたら
つまりはそれほど危険なのだ、まあ強行突破などそんなものだろう
しかしそれは相手と自分だけでいい関係ないものを巻き込む気はない
ん?そういえばさっきからなんでこんなに余裕があるんだ
よく見てみると相手はなにやらニタリ顔で待っているようだ攻撃してないわけか…それってなめられてるのか
何故だろう物凄くイラッとくる
「おいお前、なにニヤついてんだ気持ち悪い、さっさっと攻撃しないと死んじまうぞ」
おれは一体なにをしているんだか相手は油断しているこれは今やろうとしていることに近いじゃないか
「お前が何かしようとしているのはわかっているさっさっとしろ」
なるほど煽りプレイか、俺はゲームの中で煽られてもそんなにかっかすることはないしかし…こう…リアルでやられるとくるものがある
もう作戦など、どうでもいいはなから勝つつもりなどなかった
「よく聞け王様」
俺は王以外にも聞こえるように宣言した
「俺はこの時刻を持って戦術など一切使わずゴリ押しで戦う」
この宣言はいわゆる
「は?お前調子にのんなよ、ぼこぼこにしてやるからな」という冷静さのかけらもない発言である
そしてなんと無駄なことをしていたか痛いほどわかる一言だった
結果は惨敗であった
俺の魔法を王は防ぎ反撃してくる
それの繰り返しであった
決着がついたのは俺も王様も疲労したところで魔法を放とうとする前に俺の魔法が荒ぶり結果的に魔法が出せなくなった
ちなみに王様は放ちはしたが当たらず
しかし次が出せたようでそこで決着がついた
敗北から一時間がたち現在は玉座の間で話し合いをしている最中である
「俺はお前より3日ほど速くこっちに来たんだ、お前もわかると思うがこの世界は魔法が使えるつまりはここは日本じゃないどころか別世界…異世界や異次元だ」
ちなみにミネとニードは戦いが終わってから30分ほどで帰ってしまった
そして王様と俺が来た経緯を話していると扉を開け入ってくる人物が
来た人物をみるとそこには俺をここに呼んできた甲冑姿の方がなにやら王様と難しい話をしていた…
そして俺は王様が難しい話をしている最中に外に出た
とりあえず当初の目的の字を読めるようになろう
やっと異世界らしいことができる
戦いなんて今時流行らない
流行るのは圧倒的に強い主人公か醜くも生き残る主人公だけだ
俺は今その中間にいる、王様に負けてしまったがミネとニードからすれば凄いらしい
しかし俺と王様は転生しているそのアドバンテージがないとも限らない他にも転生者がいるかもしれない
そしてミネが言っていた
「貴方あんだけの威力の魔法うつことは世界に10人・・いや5人いるかどうかなのよ?!」
つまり5人程度いると…5人もいるなら一人くらいサボってもいいだろう
「というわけだ…しかも俺は忙しい…」
読めない文字に頭を痛ませながら探しに来ていた王様に告げる
「本なら城で読めばいいだろう」
「俺はここが好きなんだ」
「まだほとんど来たことないだろ」
なんだろう抜け出した王子を王様が迎えにくるみたいなシチュエーションだな
まぁ片方は本当に王様なんだけどな…ていうか王様護衛もなしに外歩いていいの?
「お前まだ字を読めないのか?」
「そうだ…だから俺は字を習得するのに忙しい」
そう俺は恥を忍んで書員さんに聞いたのだ字を覚えるための子供向けの本を
(え?この人なんかやばい)
そんな視線を受けながらやっと作業を開始したのだ
その苦労を捨てろと?移動する手間を考えたらここの方が良い
「なんなら俺が字を教えてやろうか?」
「嫌だよ、なんで男と一緒に勉強しなければいけないんだ」
しかしわからん五十音なのかすらわからんから困る
まずこっちの世界の言葉があってるのかすらわからん
さて問題です。私はいま何回わからんといったでしょう?
文章でやるとこれ意味ないんだよ
「おい樟 」
「なんだ」
「今のは濁点だ」
「そうか、ていうかまじで文字わかるんだな」
「わからなかったら教えるなんて言わないだろ」
それもそうだな
「おい、ちょっと紙かせ」
そういうと義野は紙を奪って字を書き出した
「出来たぞ」
紙を投げてよくうまく着地させられるなイケメンのスキルか何かか?
「とりあえずこの世界の文字全てにルビ振っておいた
それ見ればいいだろう」
は?こいつなんて言った?文字全て?それは五十音的なやつしかないのか
漢字的なものはな…あるし…怖っ!あの短時間でめちゃくちゃ書き込まれてるし何をどうしたらこんな書けるのか
「樟 とりあえず戻るぞ」
「はいはいわかったからそんな急かすな」
また城にいくのかめんどくさいな
きっと城に戻ったらまたなにかあるのだろう
ネタが!ネタが無い!ストーリー始めて作るとこういうことあるのか




