対魔王戦 (前)
国王に呼ばれた くすの ミネ ニードが王と戦うまでの話です
俺は今かなりおかしい状況に立たされている
状況は最悪だ、王が俺敵意を向けている
誰に?俺にだ
悲しいことに俺はそれを迎え撃たなければならない
「どうしてこうなった」
これが俺の今偽りのない本音が口から溢れた。
時は1時間前に遡る
王宮の兵士から話を告げられすぐさま王宮に向かう準備をしている。
「なぁ、王様ってどんな奴なんだ?」
ふと、思ったことを聞いてみた
するとミネが
「今の王様は3日前に着任されました」
この国の王様は力を示すことでなれるらしい
「3日前?じゃあなりたてじゃないか」
「はい、ですがかなり頭のいい方で支援や農作物が予定ですが、今までの3〜5倍まで増えるそうです」
3〜5倍?!それは今までが少なかったのかそれとも本当に新国王が天才的なのか
「しかもかなりのイケメンです」
何故だろういきなり殺意が芽生えた。
「しかし何故そんな天イケ王が俺たちを呼ぶんだ?」
ちなみに天イケ王とは 天才 イケメン 国王 の略である今咄嗟に考えたにしてはなかなか良い略称だと思う
「天イケ・・・略称の事は置いといて一つ心あたりがあります」
「なんかあるのか?」
「近々この東の国は西の国と戦争をします」
「それで兵士にしたいって訳か」
なるほどそれならいきなり呼び出されたのも頷ける
そんな風に喋りながら歩いていると城の門までついた
「ここが王城か?かなりでかいな」
まるで某有名RPGゲームにでてくる建物だ
「王様はいつも中にいてあまり出てくる事はありません」
王様はニートだったか、しかし三日前に王様になったばかりなのに早くもニートとは
「この国は大丈夫なのだろうか」
「前にも言いましたがこの国は貧しい状態です」
貧困の上で戦争か本当に大丈夫なのだろうか
何か気まずい空気になった何か話題を変えないと
「迎えかなんか来ないのか?」
「そろそろ来ると思うのですが」
とその時ちょうどのタイミングでドアが開く
そして扉の向こうから出てきたのは先程の甲冑の騎士様だ
「お待たせしました王がお待ちです」
重々しく言葉を発する騎士
言葉だけでもかなりの威圧感平和な日本生まれの俺は騎士に少しびびってしまっている
「王様なんかにあって俺大丈夫かな」
つい心の声が出てしまった
しかし誰にも届いてない様だ
騎士の後ろを案内されて数分前に威圧感のある扉の前で止まった
家のふすまなどとは重厚感がまるで違う
大砲などにも耐えられそうな扉の前で騎士が
「ここから先に王が居ます」
いつぶりだろうこんなに緊張するのは小学生の頃の発表会以来じゃないだろうか
そんな事を思っている中扉は少しずつ開いて行く
そして扉が開ききった向こうからとんでもない威圧感が飛んでくるこれが何千何万の命を抱える者か
しかしここでふと思い出してしまうこの国の王様がニートであると
「扉が開いてからも少し遠いな」
相手がニートなら恐るるに足らず
軽々しく声を出すことができるそんな俺を睨みつけて来るのは王様では無く隣にいるミネとニードである
「貴方なんて事を言うんですか仮にも王ですよ?!」
「わかってるよ一応わきまえるよ」
そんな事を言い王に近づいて行く俺たち
そして王の前に着いたそして王が
「よく来たな勇者よ我を倒さんとするか」
は?何を行っているんだこの王様は
貧困の果てに頭までやられたかと心配して顔を上げると見覚えのある顔があった
この世界に飛ばした原因転生するきっかけになった人物がそこに居た
白髪の髪にかなり決まった顔正直に言おうイケメンだ
「強盗の王様?!」
王に向かって口から出て来た第一声はそれだった
「やめろそれは、我は魔族の王 義野 笹間だ!」
「笹間 義野か日本人だな」
「良く我の正体を見破ったな流石勇者」
「勇者じゃないし見破ってもねぇていうかそのキャラ合って無いぞ?」
「そうかやっぱり自分には無理だったか」
何故魔王などをやろうとしたのか
「ちなみに自分は日本人じゃないぞこれは地毛だ」
「日本人ではないじゃあ笠間義野の名前は?」
「これは日本で作った」
呆気なくいう笠間しかし
「 強盗犯に言うことじゃないが日本での国籍の偽造は犯罪だ というわけで通報さして頂く。
もしもしポリスメェーン!!」
大声で呼ぶと同時に広いこの講堂に声が響き虚しさだけが残っていく
そんな中王様と気軽に話す俺を見ながら
「貴方は王様と知り合いなのですか?」
少し驚きながらも言葉を詰まらせる事なくミネは言った
肯定するとミネは驚きを隠せず下を向いてしまった その時俺の頭の中に言葉か流れ込んできた
(この方が異世界人なら王様も異世界人に
しかも魔族ではなくニホンジンという種族らしい。
一体どうなっているの)
また心の声がしかし常に聞こえてるわけじゃないのが救いだ
まだ慣れてないだけかもしれないがいきなりくると心臓に悪い
何しろいきなり近くの大声で喋られる気分だからな
「それで王様俺は何故ここに呼ばれたんだ?」
とりあえず本題に入ってもらわないと帰るに帰れない
「あぁ、それはなお前に王になって欲しいからだ」
は?この王様何言ってるんだ
「お、王様!それは王を辞職するということですか?!」
王様って仕事だったんだ
「あぁ、そうだが?大丈夫だそこの人が王になってくれる。
君たちも見ただろう彼の魔法を」
あれ今でも信じられないだけどすごいことなの?
そんな風に思っていると大事なことをおもいだした
「王様、俺は王を辞退します」
王宮がどんどん冷えて行く誰か何か喋ってなんか冗談で言ったことがものすごくつまらなくて後から
ドンマイ!と励まされるような空気やめて
「お、おう冗談か冗談だよな王を辞退なんて」
あれ王様なんで焦ってんの本気だよ?
「俺本気ですから」
空気が重いなんだろう30キロくらいありそう
「そうだこの国では勝ったものが王様だったな仕方ない闘おう」
え、なんでそうなるの別に王様にならないから戦わなくてくてよくない?
「そうですねこの国では戦わなくては王様にならないですもんねさぁ頑張りましょうクスノさん」
なんでやる気なのちょっとミネ?ニードさん?やめて立ち上がらないでやる気見せないで?
「お、おいもう帰ろうぜ?」
やってしまったここで何故この言葉が完璧やるしかなくなってきた
「わかりましたですが王様と一対一で戦わしてください」
そういうとミネとニードさんは少し驚いた様子としかし憧れのような眼差しでみつめてくる
なんだろう勘違いしてる?
なんでそんな偉人を見るような目でみてくるの?
「あー、俺が負ければこの話はなかったってことだよな?」
もしも二人だけで勝った場合俺は王になるそれを避けるために一対一を挑んだ
「そうか、でも防がないとしぬぞ?」
王が口にした瞬間俺の戦いが始まった
ものすごく間が空いてしまいました
失踪したと思った?
まず知ってる人がいないか(´・ω・)
という自虐を入れていきつつ
今回は長くなってしまいました本当にすみません
これみているかたいらっしゃった方すみません
でもまだ続きます




