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レベルイーター  作者: 亜掛千夜
第九章 原点回帰編

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第375話 竜郎と愛衣の成長

「はーい。それじゃあ、みんなこっちに来てくれー」

「クュィイロロロローー」「「「「「「ゴォオオ」」」」」」



 さすがと言うべきか、他の魔物ならあっさりとあの世に連れて行かれる威力の攻撃を受けて気絶させられたというのに蒼太はピンピンとし、ワニワニ隊も悪くて骨折程度で済んでいた。

 全員動けないと言う程でもないようなので一か所に集まって貰い、竜郎は月読と一緒に生魔法で蒼太やワニワニ隊を癒していった。


 生魔法だけでも歴史に名を刻めるであろう最高峰のメディックとしても活躍が期待できる竜郎にかかれば打ち身、捻挫、骨折など一瞬で元通りである。

 腕がもげても今なら簡単に治せるであろう。

 そんな竜郎の治療を受けた蒼太&ワニーズ達は、お腹が空いたのか元気に狩りへと去って行った。



 「ありがとなー!」「ありがとー!」



 訓練に付き合ってくれたお礼を言うと、一度振り返って「いつでもよんでくれ」と言うような感情が竜郎に伝わってきた。

 そして次はもっと強くなってくるとも。



「こっちも向こうが憧れていてくれる強い主を維持しなくちゃな」

「蒼太たちも時間さえかければかなり強くなれるだろうしね。たった数十日でかなりパワーアップしてたし」

「だな。頼もしい限りだ」



 竜郎の言葉に愛衣も同意を示しながら頷いた。

 そして先ほどの戦いの事を思い出し、愛衣は竜郎へ質問をしてみた。



「ところでさっき、たつろーの腕がでっかくなってたのが新しい戦闘スタイルって事?」

「ん? ああ、そうだよ。

 右手に持った杖と俺の腕を巻き込んで天照の属性体で覆った竜の右腕と、セコム君を巻き付かせた左側に月読の属性体を混ぜ込んで覆った竜の左腕。

 んで背中にはお馴染みの翼を生やす。って感じのスタイルだ」

「なんか腕がみょーんって伸びたりしてたよね。

 形を自由に変えられそうってのは良く解ったけど、他には何かメリットがあるの?」

「そうだなあ。まず右腕の方は杖と天照と本体が繋がっているから、あの腕一本が大きな杖として使う事が出来る。

 大きければ威力が上がるわけじゃないが、発射口を自由に動かせる銃だと思えば使いがってが良くなる。

 後は属性体だから杖と違って破壊されても直ぐに治せるから、無茶な使い方──例えば直接攻撃としても使える。

 んで左腕はセコム君の防御に月読の竜水晶を付け足した防御型の腕になってる。

 腕に付けた盾は集めたり散らしたりして臨機応変にガードが出来る。

 だがあの硬さで殴ればかなりのもんだから、物理攻撃としても使える。

 とまあ色々挙げたが、一番の理由は天照と月読が協力できない──または協力し辛い状態に陥ったとする。

 そんな時でも俺と属性体をくっ付けることで、より強く近い存在になって二つの魔力頭脳ごしに、天照と月読のスキルを俺の意志だけで引き出せるようになるってとこだな」

「ということは、アムネリ大森林対策って事ね」

「ああ、どういう風になるかは解らないが、天照も月読も真面に動ける状態でなくても、二人の恩恵を最大限受けられるようにと考えた結果、あんなスタイルに落ち着いたんだ」

「色々考えてたんだね。私なんてとりあえず強くなろうくらいしか考えてなかったのに」

「愛衣はそれでいいんだよ」

「むー。それだとステータスだけじゃなくて、私自身も脳筋みたいじゃなーい。ぶーぶー」



 可愛らしく頬を膨らませてむくれる愛衣の頭を、竜郎は微笑みながら優しく撫でた。



「別に考えなくていいって訳じゃないし、頭が悪いって言ってる訳じゃないよ。

 俺はあれこれ考えなきゃ答えを導けないから考えるんだ。

 でも愛衣は瞬発的に、その時その時に一番大切な事を見抜ける力を持っている。

 だから俺は一番じゃないけど大切な所を考える。愛衣は本当に大切な所を考える。

 そうやってお互いに埋め合えば、全部できるようになるだろ?」

「私にそんな力があったかなあ?」



 誤魔化しているだけじゃ? といった眼差しを向けてくる愛衣に、竜郎は思わず吹き出してしまう。

 けれど竜郎からしたら、思考の波に呑まれて咄嗟に動けなくなっても、愛衣がいてくれたから助かった事が確かにあるのだ。

 無自覚にやってのけているんだなと、改めて感じさせられる。

 そしてやっぱりこの人じゃなきゃ、俺は上手くいかないと竜郎は強く思った。



「愛衣──」

「むぎゅ──」



 無意識に手を伸ばして抱きしめる、愛衣は今鎧を着こんでいるので柔らかさは無いけれど、近くに感じるだけで心が満たされていく。

 愛衣もそう感じているようで、竜郎の背に腕を回して抱きついてくる。



「好きだよ、愛衣」

「どしたの? 急に」

「いや、急に言いたくなったから」

「ふふっ、そーなんだ。私も大好きだよ。ぎゅ~」

「ぐぇ……強い強い」

「おっとソーリー」



 愛衣も気持ちが高ぶって思った以上に力を入れてしまい、竜郎は背中をタップした。

 ステータス的に竜郎が全力で抱きしめても愛衣は平気だが、その逆は危ないと言う逆転状態なのだ。

 そんなおかしな状況に二人で笑いながら、野生の魔物相手の訓練もしておくかと、また領地へと足を向けていくのだった。




 それから数日後の夜、皆で就寝前に集まって最終会議を行っていた。


 カルディナ達も新しい装備品に慣れ、手足のように使えるようになった。

 戦闘補助要員としてシュベ太と清子さんも、レベル60を越えるまで《強化改造牧場》を使ってのパワーレべリングも終えている。


 いざと言う時に最悪捨て駒としても使える予備戦力として、各レベル40越えのそこいらから拾ってきたイモムーから育てたシュベルグファンガス20体。

 海から引っこ抜いてきたサンゴ礁の魔物の核から魔卵を作り、合成による等級3から4に上げたレベル20越えの個体を5体用意。


 カルディナ達が弱体化しても、これだけいれば凶禍領域で強化された魔物達が少しくらいは穴を埋めてくれるだろう。


 装備を新調し、戦力も急増とはいえ整えた。

 後は目的の地へと行くだけだ。



「ってわけで、もしカルディナ達が弱体化した場合、無理はしないで俺と愛衣の補助に回ってくれていいからな。

 出来る範囲で協力してくれ」

「その辺はまだ未知数だから、ちゃんと確認しながら進もうね。

いざとなったら、直ぐにたつろーの中に退避する事。

 リアちゃんは機体の中で防御を固めてるだけでいいからね」

「ええ、解ってますよ、姉さん」



 リアは深部で何かを見つけた時に、どうしても《万象解識眼》の力を使ってほしいので置いていくわけにはいかない。

 本人も竜郎達の為ならと、付いて行くと言ってくれている。


 また転移で奥まで行ったら、飛び直して連れて行くと言う手も無くはないが、危険地帯で一瞬でも無防備になるのは避けたいのでやめておいた。

 もっとも……機体での自動迎撃システムもかなり性能が上がっている様なので、下手をしたら竜郎や愛衣の次に活躍するかもしれないのだが。


 それからも細かな打ち合わせを済ませ、最後に現時点でのステータスを確認し合い、最後の摺合せをしておくことにした。



 --------------------------------

 名前:タツロウ・ハサミ

 クラス:魔神之系譜

 レベル:138


 気力:1429

 魔力:15535

 神力:1700

 竜力:11730


 筋力:1704

 耐久力:1651+20

 速力:1588+80

 魔法力:20152

 魔法抵抗力:16637

 魔法制御力:13645

 ◆取得スキル◆

 《レベルイーター》《複合魔法スキル化》《精霊眼》

 《精霊魔法》《魔法域超越》《強化改造牧場》

 《植物達の祝福》《陽光回復》《魔卵錬成》《魔法支配》

 《陰陽玉》《炎風》《土尖風》《粘着水》《呪幻視》

《施錠魔法:火解風呪雷.タイプ1》

 《施錠魔法:十二属性混合.タイプ1》

 《施錠魔法:極十二属性混合.タイプ1》

 《施錠魔法:極十二属性混合.タイプ2》

 《光魔法 Lv.20》《闇魔法 Lv.20》《火魔法 Lv.20》

 《水魔法 Lv.20》《生魔法 Lv.20》《土魔法 Lv.20》

 《解魔法 Lv.20》《風魔法 Lv.20》《呪魔法 Lv.20》

 《雷魔法 Lv.20》《樹魔法 Lv.20》《氷魔法 Lv.20》

 《斬魔法 Lv.14》《突魔法 Lv.16》《射魔法 Lv.14》

 《打魔法 Lv.16》《盾魔法 Lv.14》《人形魔法 Lv.2》

 《捕縛魔法 Lv.1》《磁力魔法 Lv.2》《反射魔法 Lv.1》

 《封印魔法 Lv.1》《解毒魔法 Lv.1》

 《重力魔法》《時空魔法》《爆発魔法》《施錠魔法》

 《魔力質上昇 Lv.5》《魔法密度上昇 Lv.3》

 《魔法生成上昇 Lv.3》《魔力回復速度上昇 Lv.6》

 《集中 Lv.8》《連弾 Lv.2》《多重思考 Lv.1》

 《堅牢体 Lv.8》《統率 Lv.12》《全言語理解》

 ◆システムスキル◆

 《マップ機能》《無限アイテムフィールド》


 残存スキルポイント:17


 ◆称号◆

 《光を修めし者》《闇を修めし者》《火を修めし者》

 《水を修めし者》《生を修めし者》《土を修めし者》

 《解を修めし者》《風を修めし者》《呪を修めし者》

 《雷を修めし者》《樹を修めし者》《氷を修めし者》

 《斬を修めし者》《突を修めし者》《射を修めし者》

 《打を修めし者》《盾を修めし者》

 《光を極めし者》《闇を極めし者》《火を極めし者》

 《水を極めし者》《生を極めし者》《土を極めし者》

 《解を極めし者》《風を極めし者》《呪を極めし者》

 《雷を極めし者》《樹を極めし者》《氷を極めし者》

 《打ち破る者》《響きあう存在+2》《竜殺し+2》

 《竜を喰らう者》《収納狂い》《すごーい!》

 《創造主・序》《創造主・破》《創造主・急》

 《エンデニエンテ》《高難易度迷宮踏破者》《越境者》

 《先導者》《魔物小長者》《魔物長者》《魔物大長者》

 《魔物特大長者》《神格者》《魔王種殺し》

 《魔王種を喰らう者》

 --------------------------------



「もはやなんじゃこれ。って感じだよね。魔法力が二万越えってギャグかな」

「クラスによるレベルアップ時のステータス上昇量アップに、魔法系スキルのオンパレード。

 さらに称号も幅広く完備したせいでこうなったんでしょうね。

 たぶん一般的な人がもの凄く頑張ってレベル138まで上がったとしても、五千にどれか一つでも届いているかどうかも怪しいですよ」

「そうなのか。まあ、曲がりなりにも魔神の系譜を貰っといて、十把一絡げなステータスじゃ名折れだろ」

「神様系のクラスっすからね。

 んでもって人形魔法とか、さりげなくレベル2にしてるっすけど、ゴーレムとか興味あるんすか?」

「それな。密かにジャンヌや奈々みたいな、魔物創造系のスキルみたいに使えるかもと思って取ってみたんだよ」

「そうなんですの? でもそのスキルは確か……」

「ああ。そんな魔法じゃなかった」



 竜郎が想像していたのは、魔力さえ注ぎ直せば何度でも動ける人形を作れると思っていた。

 けれど実際は成形した土人形に、人形魔法で生成したビー玉の様な核を埋め込むと、魔力が尽きぬ限りは竜郎の思い通りに動かす事が出来た。

 けれど人形魔法と言うスキルでラジコンの様に、こちらが意識して手足の動作などを指示しないと動かない。

 一度作った核には魔力を注ぎ直す事が出来ず、エネルギーを消費するほどに核が小さくなっていき、体と共に崩れ去る使いきり。


 ──と。大分想像していたものと違い、ならばレベルを上げたらどうだと試してみるも、多少動かしやすくなったのと、核の大きさを拡大することが出来る様になった程度で、竜郎の求めているゴーレムの創造とは違った。

 ただ核の作り置きは出来るので、まったく使えないスキルという訳でもないのだろうが。



「やっぱり創造系のスキルじゃないと駄目なんだろうな。

 でも俺のスキル取得覧にないから、魔神さん系列のラインナップでは無いんだろうし……どうしたもんか」

「まあまあ、たつろーにはテイマー系のスキルがあるんだからいいじゃない」

「そうですの。魔物が欲しいなら、わたくしとジャンヌおねーさまがやりますの」

「そうだな。二人とも頼むよ」

「ヒヒーーン」「はいですの」



 心のどこかでは欲しいとは思いながらも、これ以上は我儘かもなと、竜郎は話を次へと移すべく、愛衣のステータスを確認し始めた。



 --------------------------------

 名前:アイ・ヤシキ

 クラス:武帝

 レベル:132


 気力:23221

 魔力:207

 竜力:11730


 筋力:10704

 耐久力:9991

 速力:9933

 魔法力:198

 魔法抵抗力:198+100

 魔法制御力:198

 ◆取得スキル◆

 《武神》《一発多貫 Lv.7》《砲刃矢石》《徒手万装》

 《体術 Lv.20》《棒術 Lv.17》《投擲 Lv.18》

 《槍術 Lv.18》《剣術 Lv.19》《盾術 Lv.16》

 《鞭術 Lv.17》《斧術 Lv.19》《弓術 Lv.17》

 《扇術 Lv.19》《槌術 Lv.17》《かみつく Lv.18》

 《鎌術 Lv.17》《竜尾閃 Lv.9》《気力回復速度上昇 Lv.12》

 《身体強化 Lv.14》《集中 Lv.2》《空中飛び Lv.14》

 《遠見 Lv.12》《受け流し Lv.13》《危機感知 Lv.10》

 《軌道修正 Lv.11》《溜め突き Lv.12》《居合斬り Lv.13》

 《反射 Lv.12》《硬質突破 Lv.10》《急加速 Lv.12》

 《重量増加 Lv.10》《錯視 Lv.10》《隠密迷彩 Lv.10》

 《鑑定眼 Lv.1》《器用 Lv.5》《財宝感知 Lv.5》

 《全言語理解》

 ◆システムスキル◆

 《アイテムボックス+7》


 残存スキルポイント:387


 ◆称号◆

 《体を修めし者》《棒を修めし者》《投を修めし者》

 《槍を修めし者》《剣を修めし者》《盾を修めし者》

 《鞭を修めし者》《槌を修めし者》《獣を修めし者》

 《扇を修めし者》《斧を修めし者》《弓を修めし者》

 《鎌を修めし者》《空飛を修めし者》《遠見を修めし者》

 《受流を修めし者》《危感を修めし者》《軌修を修めし者》

 《溜突を修めし者》《居合を修めし者》《反射を修めし者》

 《硬破を修めし者》《急速を修めし者》《重増を修めし者》

 《錯視を修めし者》《隠彩を修めし者》《体を極めし者》

 《剛なる者》《修練者》《打ち破る者》

 《響きあう存在+2》《竜殺し》《竜を喰らう者》

 《すごーい!》《エンデニエンテ》《越境者》

 《魔王種殺し》《魔王種を喰らう者》

 --------------------------------



「確か派生スキルが全部10レベル以上になったら、クラスチェンジしたんだっけか」

「そーだよー。武将から武王になって武帝って流れだから、次はたつろーみたいに神系のクラスになって神格者の称号も貰えるかも」

「皇帝の上ですから、十分ありえますの。おかーさまの場合、武神そのもののクラスにもなれるかもしれないですの」

「そうっすね。それにもし帝の上が神なら、あたしらも竜神系のクラスになる可能性大っす。楽しみっす」

「それにはおそらく神力を使った体が必要になりそうですけどね。

 それでその時に覚えたのが《徒手万装》。鍛冶師泣かせのスキルですか」

「あはは……」



 スキル《徒手万装》。

 これは素手で有りながら、それぞれの気獣に属した色の気力を造りだす事で、ありとあらゆる仮想の武器を産みだす。

 気獣技との相性も抜群で、気力の放出を止めれば消えてしまう仮初の武装ではあるのだが、そこいらの武器を使うくらいなら生み出した方がいいよね、といったレベルの武器が一瞬で出来あがる。

 しかもそれは気力に繋がっていれば、触っていなくても動かす事が出来、持っている武器の種類が多いほど強化される《砲刃矢石》とも相性がいい。


 ただリアが言った様に、鍛冶師泣かせのスキルでもある。

 それは前述で述べたそこいらの武器よりも優れた物を簡単に造りだせてしまうというのもあるが、鍛冶術の様に自前の武器に重ねる事も出来る。

 その効果は一撃の威力が倍化。気獣たちとの親和性が大幅に向上。と効果も凄まじい。

 けれどそれこそ半端な武器では重ねられず、リアでも本気で作った物以外は重ねた瞬間砂のように崩壊する。

 なのでこのスキルを使おうとするのなら、天装か最上級の武器以外は受け付けなくなってしまった。

 生半可な物を作ろうものなら、容赦なく破壊されるのだから。



「他に気になるところは、人にギャグとか言っておきながら神系クラスでもないのに、ちゃっかり自分も2万越えの項目があるって言う」

「えへへ、まあ神のスキルがあるしそこはね。勝手にモリモリ上がっていくし」

「あとは《体術 Lv.20》をSP未消費で取得できたって所ですかね」

「それこそ《武神》スキルだからって感じですの」



 あとは軒並みスキルレベルを上げていき、器用スキルを少し上げた程度だったので、次は称号の方にも触れていく。



「派生スキルの修めシリーズの効果は、体術とかのとほぼ同じだったよな」

「うん、そうだよ。それプラス《気力回復速度上昇》ので《修練者》だね。

 これは特にステータス面ではプラスは無いけど、回復速度なんかの上がり幅が増えるみたいだね。それは今でも結構十分な気もするけど」

「《徒手万装》は常時気力放出型のスキルみたいっすから、これからはもう少しその恩恵に預かれるかもしれないっすよ」

「ああ、それもそうだね! 戦闘中だと、たつろーとずっとくっ付いてはいられないだろうし」

「だなあ」



 まだSPは残っているが、もし神系のクラスになった時に竜郎の様に捕れるスキル幅が広がるかもしれないので、そちらは取っておくことにし、今回はあまり減らさなかった愛衣。

 そうして一通り見終わった後は、次にカルディナのステータスを見ていくのであった。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] ここまで読んでふと思ったのですが、タツローってスキルか何かで魔法系を3LV上げれるやつ持ってなかったですっけ?ソレ使えば20で極みが出ててもオーバーフローして23でカルディナ達の体作れ…
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