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ゾンビワールド  作者: oga
6/7

潜入、研究所

スターマンの車で、研究所に向かった

車種は黒のレジェンドだ

山道を進み、2時間ほどのところに、研究所はあった

時間は昼の11時である

「到着だな」

スターマンは言った

手筈通り、作業着に身を包み、工具類の入ったツールボックスをわざとらしく用意してある

そのまま、駐車場に入っていき、適当なところに車を止めた

そのまま2人で建物の入り口まで来ると、誰かが来るのを待った

幸いすぐに、研究員と思われる人間が中に入り、それについていった


「私はここから、電気室に向かう 準備をするから、君もついてこい」

電気室のカギは予想通り、グレモン錠だった

ポケットからハンドルキーを取り出すと、すかさず中に入った

セキュリティの盤を探し当てると、中をのぞいた

「さて、現地と対応しているカセットは・・・」

スターマンは盤に入っている表を見て、それを探し当てた

「カセットの解錠という差し込みに電圧をかければ、扉が開く 簡単な仕組みだ

ピッキングの手間が省けるから電気錠のほうがやりやすいな ピッキングで時間がかかればカメラに映ってしまうからね」

そういって他の盤を開けた

常時24ボルトのかかっている盤から電線を引っ張り、準備を進めた


スキンは階段に向かい、携帯で連絡をとった

「開けてください」

すると、シリンダーが開く音がし、中へ入れた

そのまま順調にすすみ、冷蔵室のある研究室に向かった

「前まで着ました 開けてください」

「少し待て、今下に降りてるとこだ、怪しまれないようにしろ」

そういわれ、スキンはゆっくり部屋を一周することにした

昼時になり、中から出てきた研究員とすれ違う

「よし、いいぞ」

ガチャリ、と鍵が回った

すかさず、中に入る

「冷蔵室はどれだ?」

研究室内は人がおらず、おそらくみな昼を買いに出かけていた

スキンは冷蔵室を見つけたが、よく見ると通常のものと違う

愕然とした

「スターマン、まずい、指紋認証と網膜認証のセキュリティで守られてる」

どうやら、カードをかざした後、さらに指紋認証、網膜認証をスキャンする仕組みらしい

「・・・くそ、こちらの制御ではどうにもならんな 撤退するしかない」

だが、スキンはあきらめきれず、とっさにiツールを使い、脚立を取り出すと、天井裏に入り込んだ

「誰かがエリー草を持ち出すまで、ここ待つ あんたは撤収してくれ」

「まて、エリー草がどんなものかも分かるまい それに、脱出はどうする?」

「研究員のカードキーを奪う あんたは車で待っていてくれ」

「おい、まっ・・・」

そういうと、電話を切った


天井裏でひたすら待つ

研究員がぞろぞろと戻ってきた

スキンは銃を取り出し、弾をマガジンに込め始めた

スキンは強硬手段に出るつもりだった

研究員が冷蔵室を開けた瞬間に、研究員を銃で脅し、中のエリー草を奪う

そういう算段を頭の中で描いた

「これしかない・・・」

1時間ほど経過しただろうか、研究員の一人が冷蔵室に向かった

「きたな・・・」

研究員がカードをかざす

そして指紋認証のスキャン装置に指を置く

「シモンニンショウ カンリョウ」

網膜スキャンを始める

「モウマクスキャン カンリョウ」

ガチャリ・・・

扉が開いた


ドシャリ、と黒い影が落ちた

「動くな!」

スキンは大声で周りを制した

「・・な、なんだ・・・」

周りがざわつき始め、ドンと一発天井に向けて撃つ

あたりが張り詰めた空気に変わった

「抵抗したら、殺す」

冷蔵室に入ろうとしていた研究員にそう告げた

「中に入れ」

2人で冷蔵室の中に入った

冷蔵室には銀色の棚が並べられており、いろいろなサンプルがあった

試験管の中にはまるで得体のしれないものが入っている

「エリー草を出せ」

すると男はこういった

「あ、あんた、どこの国のスパイだ・・・」

「俺はただの配達員だ、だが、今はゾンビ化が進行した指名手配犯」

「まさか、ニュースでやってた男か・・・」

「いいから早くしろ!」

そういって銃を横腹に食い込ませた

男はラップに包んである見た目はトマトのようなものを持ってきた

「これだ」

いや、どうみてもトマトだろ・・・

「おい、馬鹿にしてんのか?この赤くすべすべした、おいしそうな感じ どう見ても」

「ち、ちがう ほんとにこれだ トマトがわざわざこんなとこにあると思うか?」

それもそうだ

スキンは素早く奪い取り、カードキーもついでに奪取した

男は最後、背後でこんなことを言った

「それは、この世界の希望だぞ・・・それを食えば、お前は助かるが、研究が進み、特高薬ができれば、この先何万の人間が助かるんだぞ」

スキンは男の目を見ることができなかった

「俺は、間違ってない」

素早くかけ、一目散に電気錠を開ける

他の人間の目には、どう映ってたかは分からない

だが、肉体は今まで見たこともないような速さで駆け出していた


駐車場までかけた

レジェンドが待機している

「早く!」

スターマンにうながされ、すかさず車内にのった

そしてそのまま車は走り出した


だんだん盛り上がるはず

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