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  作者: 桜桃
9/38

お母さん




「んじゃあーなぁ」


「バイバーイッ」



途中でみんなと分かれる。



そして、ここからは領と2人。


いつもと同じ。












だけど、今日は違った











「あっ、ありさ!領くん!」


「えっお、お母さん!?」


「ただいまー♪

 元気にしてた?2人ともっ」




茶色い髪のセミロング。


満面な笑でこちらに駆け寄ってきたのは


海外を転々とする、お母さんだった。





「どうしたの?

 ・・・まさか、喧嘩?」


「そのまさか!

 喧嘩しちゃったのよぉ♪

 だから、しばらくよろしくね。

 そのあいだは、私が料理するから!」





その言葉に、隣にいる領が目を輝かせる。












うちのお母さんの料理は、プロかお前の腕前。


領もお母さんに胃袋を掴まれたうちの一人。





「私の料理じゃ不服かっ」


「ありさの料理もおいしいよ。」


「も、ってなによ、も、って!

 どうせ、どう頑張ったってお母さんには勝てないもん。」


「はいはい。夫婦喧嘩はそれまで。

 入籍してからにしてよね♡」



「絶対にそんなことにならないから!」







肩で息をしながら言葉をまくしたてる私に


領は声を押し殺しながら笑ってた













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