表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 桜桃
PR
13/38

名前






「あのぉ、司くん。なんの冗談で?」


「冗談じゃないよ(笑」






だって、幼馴染の私でさえ

怒った領を見たことがないもん。





「領さんが、ブチギレたら大変だよ?」






司くんは面白そうに笑う。




サッと血の気が引いた女子軍は

急いでトイレへと出て行った







「んじゃあ、俺・・・もクラス戻るわ。

 義さんがうるさいから(笑」


「あ、うん・・・」

















嵐が過ぎ去る




シーンっとした空気の中


さっきから一言も声を出していない楓が

口を開いた





















「やっぱ・・・かなわない、な・・・」


「え?」


「ありさ、に・・・」


「私に?え、なにが?」


「司くん・・・ありさしか見てなかった・・・」


「そんなことないってっ!」













・・・そんなこと、ない。












「あるよ。

 だって、司くん私の名前呼んでないもん。

 ありさ、たち・・・だった。

 私の名前なんて一言も言ってくれなかったもん。」


「楓・・・」


「ま、わかってたんだけどね。」






楓はふっきれたように笑顔になる


その笑顔が、いたたまれなかった







「さ、教室もどろ?」


「・・・うん。」







今、私が何言っても



楓を傷つけるような気がした







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ