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あらすじ詐欺ってたorz
と言う訳で、ちょっち改稿です。
山を抜け、川を渡り、森を過ぎる………
あぁ………遠くに桜島の噴煙が見える。
薩摩よ………私は、帰って来たぁぁぁぁ!!!!
あぁ、錦江湾の海の幸。
霧島の山の幸。
ふふふ。三歳の頃にありつけなかった南のグルメを堪能してやる!
精進料理なんてクソ喰らえ!!
黒豚、焼酎、サツマイモ!!!
何度でも言おう。
薩摩よッ!!私はっ!!!帰って来たぁぁぁ!!!
「たっだいまぁ!!!母上、帰ってまいりました!!親父は死ね!!!」
「まぁ、おかえりなさい。長旅疲れたでしょう?ささ、上がってゆっくりしなさいな。」
そう言って、俺を抱きしめる母上。
うむ、人肌が恐ろしく感じない。
素晴らしい!!
「息子よ、よく帰って来たな!!!あと、死ねって………」
「は!!父上、息子は長寿院盛敦と名を改め、ただいま帰って参りました!!!あと死ね!!!」
「え?なんで?何でこんなに責められてんの俺?」
「父上は私を衆道の総本山みたいな山に放り込みました死ね。」
語尾を言葉の暴力に変えて、父上を攻撃する。
だが、父はめげなかった。めげるタマでは無かったのだ。
次の父の言葉で、俺はまた地獄に叩き落とされる事になる。
「………ふむ。成程なぁ。どうやらお前は、荒っぽい所があるなぁ。うむ、実に武家向き。良きかな良きかな。」
「は?いきなり何を………」
「よし、盛敦よ!渋谷家に行って来い!!」
「………は?」
「うむ、久々に会った息子に殺さんばかりの視線を向けられて、父上あっちょんぶりけ。だが、お前は渋谷家に仕官せよ。」
嫌な予感が、天丼で特盛だった。
「………わ、訳を聞いても?」
「うむ、武家がの。熱いのよ。ほら、戦国って言う位だし。戦に行くさ(沖縄風)。なーんつっての、なーんつっての!!」
世が世なら、草を生やしてそうな顔だ。
もっと言うなら、今にも「ねぇ、今どんな気持ち??どんな気持ち???」
とか言いだしそうな。
「このクソおy」
「と言う訳で。渋谷家に、行ってQ!!!」
ガシッ。
と、いつの間にか現れた父上の家来に両腕をとられ、キャトルミューティレイトされる俺。
「んのっ!!!クソ親父ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~~~~~」
俺の叫び声は、青空に溶けて消えて行った。