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親が放火したそうです

数ある作品の中から拙作をお選びくださり、ありがとうございますo(*⌒―⌒*)o

激烈に短いです



「梟の、燃えているのは貴方達の森なのですよね?」


『そうだ。だからおぬしに助けを求めてここに来ているのだ、狭間の』


「おかしくはないか? 精霊達ならば、自力で消せるだろうに」


『油を撒かれたのだ。しかも地に油と火が回ってしまっておる──』


「何処の馬鹿だ! そんな真似しやがったのは!?」


『ドーダ・アポタン・エイビス──』

「……借りて来た猫が脱げたら、凄いな」


 白い梟型の精霊と、殿下なる青年の声が相次いで上がった。


『……そう言えばお前、封印されていた三人目か?』


「まあそうですけど、封印されているでもなく一番出て来ないのは、主人格たるサラサですよ」


「待て!」「貴様サラサ嬢ではないのか!?」


 梟型の疑問を肯定しつつ注釈を入れてくるサラサの言葉に、当然ながら青年と侍従か護衛か判然としないオヤジの声が跳ね上がった。


「取り敢えず梟の、わっしを現場まで運んではくれまいか」


『今の我では無理だ』


「手傷を負われたか?」


 (仮)サラサの梟型を案じる問いに答えたのは、梟型ではなく、青年であった。


「貴様は何者だ!」


 青年の厳しい誰何(すいか)が轟くと同時に、周囲のお付きや騎士達が構えを取った。


「んじゃ仕方ねーから飛び降りるか」


『どんくさいお前では怪我して終わるぞ』


「無視するな!」


「煩ーな。歩いて移動するから、案内しろ。道々説明してやる」


「…貴様、人が変わったようだぞ」


「代わってるんだよ」


「……何だって?」


「時間の無駄だ。案内しろ」








次回、動きがある予定です。

予定は未定です。

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