↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
断罪終了後に悪役令嬢だったと気付きました!既に詰んだ後ですが、これ以上どうしろと……!?  作者: 一番星キラリ@9/2やられる前に発売:商業ノベル&漫画化進行中
【本編】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
28/311

28:目の前でイチャイチャされたら……。

この屋敷にきて今日で一週間だ。

間もなくプラサナス城に、ガレシア王国王太子アルベルトがやってくる。


アズレークによると、今回アルベルトは、自身の護衛の三騎士と五十名ほどの騎士のみを連れ、プラサナス城を訪れるのだという。


つまり、婚約者であるカロリーナは同行していない。


ちなみに私が聖杯に海水を満たす呪文を参考にさせてもらった魔術師は、外遊で、もう一年以上ガレシア王国自体を離れているらしい。


今回、アズレークの魔法で髪や瞳の色を変えるわけだが。王宮にいるような、まさにSSクラスの魔術師であれば、魔法で変身していると見抜くだろう。だから魔術師が同行していないのは……作戦を決行する上で、ついていたと思う。


何より、カロリーナが同行していなくて良かった。

もしアルベルトと目の前でイチャイチャされたら……。

とてもジェラシーを抱く……と思う。

いや、ジェラシーを抱くのだろうか……?


断罪されたと分かり、修道院に入ると決まった瞬間から、アルベルトに対する熱は……冷めていった気もする。


何より前世の記憶に気づき、覚醒すると、自分の『戦う公爵令嬢』という乙女ゲーへの向き合い方を、思い出してしまったのだ。私はアルベルト命というわけではなかった。アルベルトも好きだったが、攻略対象である他の男性……三騎士も魔術師のことも好きだった。だからなんというか「そうか。アルベルトとはダメだったのか、私……」と、あきらめの境地に至ったというか……。


もし目の前でアルベルトとカロリーナがイチャイチャしていたら……。


ジェラシーというより、普通に煙たく思うだけかもしれない。

イチャイチャは家でやってくれと。


「オリビアさま、お着替えなさらないのですか?」


スノーの声に我に返り、私は手にしていた紺色のコタルディに着替える。ベルベッド生地のこのコタルディは、触り心地がいい。胸元の銀糸の刺繍も、腰の銀糸を編み込んだリボンも、一目で気に入った。


髪は左右で編み込みを作り、それを後頭部でクロスさせてまとめる。


なんだか貴族の令嬢っぽい髪型にできた。

って、元公爵令嬢だよね、私。


そんなことを思いながら、朝食をとるため部屋を出た。



「おはようございます。アズレークさま」

「おはよう、オリビア」


共に過ごして一週間。

魔力を送ってもらうために。

唇こそ触れていないが、キスをするような距離の近さを、毎日実感していた。魔法を教えてもらい、聖女がゴーストを撃退する方法も、彼から学んだ。


私は彼にとっての標的ターゲットであり、廃太子計画のために動く、彼の駒に過ぎない。


それなのに。


日々、彼の言動を目の当たりにして、嫌いになるどころか、なんというか……。


そう。


好ましく感じてしまっている。


だから。


今朝もいつもと変わらぬ黒ずくめの装いで、紅茶を口に運ぶアズレークを見て、心から安心していた。安心するだけではなく、一緒に朝食をとれることを、嬉しく感じていた。


「聖女については十分に学べたと思う。だから今日は短剣スティレットを使い、魔法を発動させる練習をしよう。食事を終え、準備ができたらスノーを呼びに行かせるから」


朝食をとりながら、そうアズレークに言われた時。

どこでその練習をするのだろうとぼんやり思っていた。

昨日、アズレークが言っていた通り、夜の間に雪が降った。

でも今日は晴天であり、おそらく昼を過ぎれば雪も消えるかもしれないが、今、外は白銀の世界だ。

お読みいただき、ありがとうございます!

次回は明日8時に「少しワクワクしながら」を公開します♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【一番星キラリの作品を紹介】
作品数が多いため、最新作を中心にバナーを並べています(2025年12月の大掃除で・笑)。 バナーがない作品は、作者マイページタイトルで検索でご覧くださいませ☆彡

●9/2発売●
バナークリックORタップで書報ページ
悪役令嬢はやられる前にやることにした
『悪役令嬢はやられる前にやることにした』

●本編完結●
バナークリックORタップで目次ページ
やらかしてしまったモブ令嬢です
『やらかしてしまったモブ令嬢です 』

●新連載●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢に転生!婚約破棄で推しと家族が闇落ち!回避したいだけなのに
『悪役令嬢に転生!婚約破棄で推しと家族が闇落ち!回避したいだけなのに』

●溺愛は求めていませんよ?●
バナークリックORタップで目次ページ
平凡な侍女の私、なぜか完璧王太子のとっておき!
『平凡な侍女の私、なぜか完璧王太子のとっておき!』

●紙書籍&電子のコミカライズ化決定●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢に転生したらお父様が過保護だった件~辺境伯のお父様は娘が心配です~
『悪役令嬢に転生したらお父様が過保護だった件~辺境伯のお父様は娘が心配です~ 』

●これぞ究極のざまぁ!?●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢は死ぬことにした
250万PV突破『悪役令嬢は死ぬことにした』

●出版社特設サイトはコチラ●
バナークリックORタップで出版社特設ページへ
婚約破棄を言い放つ令息の母親に転生! でも安心してください。軌道修正してハピエンにいたします!
80ページが試し読みできる特設サイトへ
『婚約破棄を言い放つ令息の母親に転生! でも安心してください。軌道修正してハピエンにいたします!』


●出版社特設サイト●
バナークリックORタップで出版社特設ページへ
婚約破棄を言い放つ令息の母親に転生! でも安心してください。軌道修正してハピエンにいたします!②
『婚約破棄を言い放つ令息の母親に転生! でも安心してください。軌道修正してハピエンにいたします!② 』

●もふもふも登場!●
バナークリックORタップで目次ページ
断罪の場で自ら婚約破棄シリーズ
『断罪の場で悪役令嬢は自ら婚約破棄を宣告してみた』
日間恋愛異世界転ランキング3位!

●壮大なざまぁを仕掛けます!●
バナークリックORタップで目次ページ
婚約破棄された悪役令嬢はざまぁをきっちりすることにした
『婚約破棄された悪役令嬢はざまぁをきっちりすることにした』

●章ごとに読み切り!●
バナークリックORタップで目次ページ
ドアマット悪役令嬢~ドン底まで落ちたらハピエンでした!~
『ドアマット悪役令嬢はざまぁと断罪回避を逆境の中、成功させる~私はいませんでした~』

●宿敵の皇太子をベッドに押し倒し――●
バナークリックORタップで目次ページ
宿敵の純潔を奪いました
『宿敵の純潔を奪いました』

●コミカライズ化も決定●
バナークリックORタップで書報ページへ
断罪後の悪役令嬢は、冷徹な騎士団長様の溺愛に気づけない
ノベライズは発売中!電子書籍限定書き下ろし付き
『断罪後の悪役令嬢は、冷徹な騎士団長様の溺愛に気づけない』


●妹の代わりに嫁いだ私は……●
バナークリックORタップで目次ページ
私の白い結婚
『私の白い結婚』

●[四半期]推理(文芸)2位●
バナークリックORタップで目次ページ
悪女転生~父親殺しの毒殺犯にはなりません~
『悪女転生~父親殺しの毒殺犯にはなりません~』

●現実世界の恋愛物語●
バナークリックORタップで目次ページ
せと恋~瀬戸内の夕陽がつなぐ島の恋~
『せと恋~瀬戸内の夕陽がつなぐ島の恋~ 』

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。