プロローグ
初執筆です、サイトの使い方もよくわからないので執筆に時間がかかるかもですが皆様よろしくお願いします。
今は西暦2026年、アメリカと中国の貿易摩擦から始まった問題はロシアや北朝鮮の軍事介入もあり気づけば第三次世界大戦へと突入
その戦争は日本としては対岸の火事ではなく米軍基地をようする重要拠点としてはからずも巻き込まれる結果となってしまった
戦争放棄を掲げた憲法9条はこの時点で防衛においての足枷にしかならず2026年4月をもって憲法改正
他国への軍用兵器派遣を可能とし国民の不安は最高潮となったが今のところ各国はミサイルでの牽制や国境での小競り合い程度で戦争を実感するほどの影響はでていない
そんな中で今日も会社へと出勤しなければならない憂鬱さを感じながら電車に揺られていると声をかけられる
「おはようございます!ヒカル先輩」
黒に近い茶髪を短髪にした爽やかを体現する彼は後輩の高橋 空
そんな空にあぁおはようと軽く返事を返しながら
同じように憂鬱そうな車内の人間に軽く目を向ける
「こんな戦争状態なのに日常が変わらないっていうのもなんだか気持ち悪いというか落ち着かないですよね」
「戦争に駆り出さないだけマシだけど、やる気でないよなー」
そんな雑談を交わしながら会社の最寄り駅についたため電車を2人で降りた時
キャーという悲鳴と共に改札方面から大量の人が押し寄せてきた
明らかに異常な事態に体を硬直させてしまった俺と空は改札へと上がる階段に銃を持った集団を視界に捉える
どこからかテロだ!という叫び声を聞き体を動かそうとした時には身動きができない程の人の波に呑まれてしまった
『バババババババ!!』
激しい銃声と叫び声
まさに地獄のような中テロリストと思われる集団との間にいた人達が真っ赤な血とともに倒れていく
隣りにいる空は涙を流し
「何でこんな…」
そう呟いた
クソ野郎!最後の悪あがきにポケットにあるスマホを奴らに投げつけたところで激しい衝撃と共に意識が薄れていった