1:私を取り巻く人々について
私の周りには40代が多い。
理由はよく解らないのだが、とにかく多い。
ひょっとしたら、私が老成しすぎているのかもしれない。
隠す必要もないので率直に言うと、私は35歳なので、歳が5歳以上離れている計算になる。
そういう人たちと、プライベートで本音の付き合いをしていると、何となく自分の5年後が見えてくるような気がする。
『四十にして惑わず』
孔子の論語の引用である。
3歳の娘が唐突に「子曰く」と諳じたので、あわてて私も論語を紐といた経験がここで役に立った。
どうやら『四十にして惑わず』にも諸説あり、道を決めるという説と、新しいことを始めるという説の二つがあるようだ。
どちらにせよ40が節目の時なのは間違いない。
40を迎えた周りの話を総合すると、私も5年後には、人生の折り返しを迎えて色々と考え始める時期を迎えるらしい。
ならばあと5年、その心づもりで生きようと思う。
35の自分を前にして、周りの40代があれこれ語り始めるのは何か意味があるのだ。
きっとそこには何らかのメッセージが隠れていて、いつか40になった時、きっとその意味に気づく日が来る。
そんな気がするから。