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第2話 入学式(2)

ん?確かに今≪ファイブ≫って言ったし、ルウとレイって言ったよな?でもなんでばれてるんだ?何?


「えっと...会長?今なんて言いましたか?」

「あ、うん。だから、君達は≪ファイブ≫のルウとレイなのかなって言ったの」


えーっと。とりあえず現状確認をしよう。


「まず、なんでいっせいがここにいるの?」

「え、俺?いきなりここに連れてこられたんだけど。」


うーん、じゃあいっせいは知らないってわけだ。なら、


「あ、もしもし。征兄まさにい?」

『どうしました?』


気づくべきだった。征兄と一緒にいたはずのいっせいがここにいるってことは、征兄がここに連れてきた‘だれか’を知ってたってことだ。


「あのさぁ、もしかして生徒会に知り合いいる?」

『いますよ』


あ、やっぱり。


「まぁいいや。今生徒会にいるけど場所わかるよね」

『もちろん』

「なら来て。じゃあね」

『では』


そう言って電話を切った。


「ちょっといいかなぁ。2人とも」


高藤先輩が不思議そうにこちらに視線を向ける。


「「はい?」」

「今、夏樹が言ったことって本当なの?」

「は?生徒会室に呼び出したのって先輩でしょう?逆に先輩はなんで呼び出したんですか?」

「いや、会長が次に生徒会に入ってくる1年の双子の弟を呼び出せって言ったから」


どうやら会長がすべてを知っているらしい。


「で?なんとなくは分かりましたがすべては知らないんで説明してもらえますよね?」


少し圧力をかけてみる。こんなことをしなくても吐くだろうが。高藤先輩も会長を睨んでいる。


「あぁ、わかってる。話すよ。そろそろ先生も来るだろうしね」

「先生ってだれだ?」


たぶん征兄のことなんだろうけど、それを知らない先輩のぼっち感がちょっとかわいそうだった。

 それから30秒ぐらいたったかどうかのところで征兄がドアをガラガラと音をたてて入ってきた。


「失礼します。夏樹君、久しぶりだね」

「いえ、こちらこそ。いつもお世話になっています」

「いえいえ、こちらこそ。最近は体調もよくなってきたようでなによりです」

「先生のおかげです」

「いえ、当たり前のことをしてるだけですよ」

「ありがとうございます」


・・・・・・


「いい加減に話せよ!!」


あ、先につっこまれた。さすがいっせい。


「で?」

「あぁ、ごめんごめん。そうだね、まずは2年くらい前のことからかな」

随分と更新できていなくてすみませんでした。一週間に一度どころか2カ月位してませんでしたね。ネタは出来ているので次はもっと早く出せると思います。

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