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最強girl登場。
「てってー。ててってー。」
…何か、うるさい。睡眠妨害するやつは誰。
「てれってー。てってれっててててー。」
本当にうるさい。もうここから離れよう。それがいい。向かう先は…やっぱり屋上庭園。
部屋を出て一言。
「はあ…。本当にうるさい。何だろあの人頭のネジ取れてるんじゃない。」
この呟きは誰にも聞かれてないことを願おう。
階段一個飛ばしって懐かしい。小学校の頃よくやったなあ。と思い出に浸りつつ、足が向く先はしっかりと屋上庭園へ。
「あー、この時間がもったいない。もっと寝れたのにー。」
あの人さえいなければ。
まあいっか。どうせ寝る時間はもうすぐやってくるし。
「あー眠い眠い。」
言いながら歩いてたら着いた、けどこれって鍵いることない?わ、どうしよ、そこまで考えてなかったー。
んー、
「あ、いい案発見。」
っていうのも、体当たりだけどね。肩とか痛くなりそうだけどね。これはやるっきゃない。
「うし、」
さあ、気合いを入れていざ。