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弟は三歳になった。


弟は天才だった。


「三歳なのにもう詩を覚えてるの!?やだー、弟が天才すぎるー!?」


「貴女の教育の賜物ですよ」


「え、さらに世界史や国の歴史も覚えてるの!?天才ー!」


「貴女の教育の賜物ですって」


「さらには哲学まで理解してるの!?やだすごーい!」


「貴女のおかげなんですよ、お嬢様」


ということで、弟は天才となった。


あとは読み書き計算とマナーさえ覚えれば完璧超人だ、頑張れ我が愛しの弟よ!


「弟君も四歳になるまでに読み書き計算とマナーを叩き込みます。なのでお嬢様だけに構っていられなくなりました」


先生がそんなことを言うのでにっこりと笑って言った。


「別に良いですよ、でも私も弟に読み書き計算とマナーを教えてもいいでしょう?」


「もちろんです」


ということで、八歳にして三歳の弟に勉強を教えることになった。











こんどはねえさまとせんせいが、まなーとよみかきけいさんをおしえてくれました。


せんせいはきびしいけど、ねえさまはほめてのばしてくれます。


ぼくはやっぱりだれよりもねえさまがだいすきです。


とうさまとかあさまはあいかわらずぼくにあいにきません。


でもねえさまがいるからさみしくないのです!


ついでにせんせいも、おいだしたらかわいそうだからぼくとねえさまともっといっしょにいてもいいんだからね?















お嬢様には、弟君へマナーと読み書き計算を教えるのも手伝っていただき結果弟君も天才となった。


これであと教えられるのは剣術と魔術のみ。


張り切って教えよう!

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