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岸辺緑の雑記  作者: 岸辺緑
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かけがえのある従業員

私事であるが、余は時給千円を少し超えた程度の、介護職員である(2022年現在)。

一年ほど前、歯の手術のため休んだとき。

施設長とは話がついたが、他の役職者から文句をつけられた。

なまじ、施設長と話がつかなければ、手術日程などにかかわらず再び出勤しないことにして、あとは弁護士か社労士に丸投げすれば済むこと。

施設長ほどの人はそれが解る。そうなったときに弁護士や社労士と話をしたり、ハローワークに走って代員を募ったりしなければならないからだ。

生活相談員とかフロアリーダーとか半端に偉い(世間的には平の介護職員とどれほど差があるか知らぬが)人は、それが解らない、解ってもさまでの責任はない。

だから、社会人がどうとか、利用者の命を預かってるからどうしたとか、仲間がどうしたとか。小煩い理屈を捏ねる。

たかが、時給千円の一兵卒、社会人というほどの身分か。

その程度の者の補充のつかない勤務先の客と仲間、何ほどのことやある。

思うに、社長や長官のような重要人物であれば、どこでも、欠けたときの対応策がある。

かけがえのある従業員ほど、かけがえの用意はなおざりになる。

コンビニで24時間営業できなくなって訴訟にまでなったりしても、いざ、自らの施設のシフトに穴が開くまでは他人事。

現場が回らなくなってから気づくのである。

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