1/9
かけがえのない人
この「雑記」を何からはじめるか、余は迷ったが。
「かけがえのない人」など、社会にいない、ということを最初に書くこととした。
2022年7月8日。
選挙前の最後の平日の凶行を、知らない日本人はいないと思う。
元首相の遭難への悲嘆、某教会と関わったとされる同氏への疑問と非難、
ではあれどテロは絶対に許されないということ、
しかしながらまた、某教会によって学資と遺産を失い暴発へと追込まれた、犯人への同情。
そのようなこととは別の次元で、人は必ず死ぬ。
そもそも、現憲法の下でも。
元首相どころか現職の首相の薨去もあった。
大平閣下や小渕閣下のような、絶対に欠員の許されない、かけがえのない、唯一の執政長官を失っても。
日本は存続している。
日本は