君死にたまふことなかれ~戦場を駆けた令嬢は断罪を希望する~

「憎しみは次代に引き継ぐべきではない、悲劇は繰り返してはならない」

魔鉱石を巡ってアイリスが生まれた国パイデスはエルダに戦争を仕掛ける。
戦争が長引き、戦力の衰えを感じたパイデスは徴兵制度を設けて戦力の増員を図った。
まだ子供だったアイリスも徴兵制度により貴族の義務として愛する家族を守るために戦場へ行った。
ようやく戦争が終わり、帰ってきたアイリスの故郷は無惨にも瓦解し、愛する家族は戦火に巻かれ、亡くなっていた。
女公爵となったアイリスは領地復興の心血を注ぐが、世間知らずな王女様の頓珍漢な考え方ややり方に振り回される日々を送る。
最初はいずれ女王として立つ王女に現実と理想は違うことを分からせようとするが彼女の理解力のなさや傲慢さに見切りをつけ、領地防衛に集中することに。

「あなたは女王に相応しくない」
容赦ないアイリスの国に対する断罪の幕が開けられる

※戦後の苦悩をメインに描いています。

※残酷な描写はありません。

アルファポリス、カクヨムにて掲載あり