第7幕 襲撃
お待たせしました第7幕です。
激しく飛ぶ火花
交わる剣戟
出口まであと少し…!
開戦から、1時間たったが、オーラは全く役立っておらずセレナーデ様を守りながら出口に向かって走っていた。
「セレナーデ様ーー! 剣を持って外に出るだけと聞いたのですがーーこれは、どうなっているんですかー!!」
「わ…分かりません......クレイはそのオーラで守ってくれると言っていたのですが、」
セレナーデ様がそう言うと、セリカが「そういえば、、朝からクレイさんを少しも見かけていなくない?」と言ってきた。
確かに見ていないと思いつつ、剣で敵の攻撃を受け流して進むと大きな扉に当たった。
「あれ、キセル この扉開かないんだけど…」
「セレナーデ様、扉を開けてください!!」
「ここが閉まっていた事はありません! 鍵もないはずです......」
「セレナーデ様、敵がもうすぐそこまで来ています。耐えられません…!」
「なら、、みんな下がって!」セリカの掛け声で少し下がった途端
陣魔の杖が光り、扉に大きな風穴が空いた。
「よし、セレナーデ様、キセル、走るよ!」
「セリカ、今どうやって魔法を?」 「扉吹っ飛べーーって思ったら出来た!!」
「その話詳しくお願いします!」セレナーデ様が食い気味に聞いているので、
「それも気になりますが、今は一刻も早く出ましょう!」と手を引っ張って、走った。
外の光が差し込んできた。そろそろ出口なのだろうか。 謎の敵たちはいつの間にか着いてこなくなった。
と、思いつつ走っていると入ってきた時に見た入口のホールまで来た。。。。。そこには、見覚えがある人影が…
「あれは、、、クレイさん?」僕がつぶやくと、セレナーデ様は走りよって行った。
それから何秒後だっただろうか。僕は全力で走り、クレイさんに刃を向けていた。。。。。
不定期更新なので気長に待ってください